季節によって良い食材を適切に食べる方法

季節に適した食べ方

日本は春夏秋冬と四季を楽しめます。
スーパーへ行けば、それぞれの季節で様々な野菜や魚がずらっと並んでいますよね。
季節に適した食べ物、いわゆる旬の食べ物にはそうでない食べ物と比べると味に優れ、栄養価が高く、かつ収穫量が増えるので価格が安くなります。
この記事では、どうせ買うなら季節に適した食べ物を。
そしてその食材を栄養を無駄にせず、適した食べ方で食べてほしい思いから作成しています。
よろしければ最後までご覧ください。

目次

旬の食べ物は一石三鳥

旬の食べ物は先ほど述べたように、優れた味と豊富な栄養、低価格とまさに一石三鳥。
選ばない理由がありません。
例えばトマトやナス、キュウリなどの夏野菜。こ
れらにはカリウムが豊富に含まれ、夏の暑さに火照った体の熱を逃がしてくれる働きがあります。
このように季節と旬の食べ物には、体に嬉しい作用をもたらしてくれているのです。

春には菜の花、エンドウ、アズパラガス、たけのこ、アサリなどが旬を迎えます。
春の時期は卒業や進級、入学、退職や就職など多くの人が環境に大きな変化がおきる時期です。
また代謝が悪くなる冬に老廃物蓄積され、ピークになっている時期でもあります。
そんな時に体の老廃物を出すデトックス成分が、菜の花に含まれる「植物性アルカロイド」や、たけのこなどの「食物繊維」、春キャベツの「ビタミンU」「硫黄化合物イソチオシアネート」
それぞれ腎臓の濾過機能、肝臓の解毒作用、消化機能を強化してくれます。
どれも新鮮な状態が一番栄養価が高いです。
菜の花は特に、花が咲くなど劣化が早いため、購入したらすぐに固茹でし、保存するなどの工夫が必要です。
また、アサリなどの貝類には豊富なアミノ酸や「タウリン」も心臓や肝機能を高めてくれます。
タウリンは水に溶ける水溶性なので、汁物や鍋などで余すことなくいただくのがお勧めです。

トマトやナス、キュウリなどの夏野菜には、先述したように「カリウム」という成分が豊富に含まれ、ナトリウムの排出の作用があるため、体の熱を逃してくれます。
トマトやキュウリはまだ青みがかっていたら、常温に置いて追熟させましょう。
食べ方は、夏野菜を洗って適度な大きさにカットし、塩などを振りかけてシンプルに食べるのがおすすめです。
どれもみずみずしさが命なので、早めに食べてしまいましょう。
旬のフルーツであるスイカやメロンにも、夏野菜と同様の効果が期待できます。
また夏の時期には水分補給が大切ですが、逆に水を飲みすぎてしまうと胃酸が薄くなり、胃の消化機能が弱くなってしまいます。
その結果、夏バテや体がなんとなくだるいといった症状が現れます。
そんな時におすすめなのがオクラ
オクラのネバネバした成分「ムチン」には、消化を促進し胃粘膜の保護に役立ちます。
食欲が落ちた時でも、さっぱりと食べやすいのも魅力です。
生食する場合は、緑のネットごと流水で擦るように洗うと処理がラクにできますよ。
夏の暑い時期、汗をかくとビタミンやミネラルも奪われてしまいます。
そこで効果的なのが梅干し
豊富な塩分やクエン酸により、疲労回復・食欲増進・ミネラルの吸収促進など嬉しい効能がたくさんあります。
さらにエアコンの効きすぎや、冷たいものをたくさん食べて体が冷えている人にも助けてくれるので積極的に摂っていきましょう。

秋には「秋の味覚」という言葉があるほど、美味しい食べ物がたくさんあります。
この言葉の背景には、来たる冬に備えたエネルギー確保の意味合いがあるとも考えられます。
秋に旬を迎えるものには、きのこ類やサンマ、芋類、根菜類などがあげられます。
きのこ類はビタミンB群やビタミンDなど豊富に含まれています。
このビタミンB群にはしっかり補給することでエネルギー代謝を高め、夏バテで疲れた体を回復する役割があります。
価格も比較的安定して手頃で、食物繊維もとれるのでおすすめです。
また、秋は少しずつ空気が乾燥し肺や肌などがダメージを受けやすい時期でもあります。
そんな時には、秋が旬のさつまいもや里芋、レンコンなどの芋類や根菜の出番。
豊富なデンプン質(糖質)が、冬場に風邪をひかないようにエネルギーや脂肪を蓄える効果があると言われています。
デンプン質(糖質)だけでなく、その他ビタミンCやカロテノイドなどには、粘膜組織を保護する役割もあるので風邪予防にも最適です。
ついつい食べすぎて、体重増加が気になる季節でもありますので、根菜たっぷりの豚汁やきんぴらなどには少し七味唐辛子などをかけていただくと、「カプサイシン」のパワーで代謝が促進されますので、合わせて摂ることが効果的です。

冬は一年の中で最も気温が下がり、寒さが身に沁みる季節です。
さらに空気は乾燥し、様々な不調がみられる季節でもあります。
そんな冬に旬を迎えるのは、タラや牡蠣、小松菜、みかん、ゆずなど。
冬は温かい料理にし、体を温めるのが基本です。
旬のタラを使った鍋料理なら、脂質は少なくてもタンパク質が豊富でさらに女性には嬉しい貧血予防に役立つビタインB12も摂取することができます。
牡蠣を使った炊き込みご飯や、鍋やフライ料理なら、その豊富な亜鉛やビタミンのおかげで、皮膚を守ってくれたり、免疫を向上させたりという効果が期待できます。
また葉物野菜の小松菜はスーパーなどでは1年中目にすることができますが、旬の時期は冬です。
厳しい冬の寒さに耐えると甘味がアップし、美味しいのです。
カロテン、ビタミンC、鉄、リン、食物繊維の他、特にカルシウムはほうれん草の3倍以上も含みます。
アクが少なく調理がしやすいため、冬の食卓には欠かせません。
みかんやゆずなどの果物はビタミンCが豊富です。
ビタミンCはご存知の通り、風邪予防には欠かせません。
美味しい上に、美肌効果も期待できるので積極的に摂っていきましょう。

まとめ

四季の移ろいや、旬の味覚を味わえるのは日本ならではの特権です。
季節に適した食べ物、いわゆる旬の食べ物にはそうでない食べ物と比べると味に優れ、栄養が豊富で、かつ収穫量が増えるので価格が安くなります。
まさに一石三鳥であることをご紹介していきました。

  • 春には環境変化で臓器に様々なストレスがかかります。
    そんな時には、菜の花やアスパラガス、タケノコなどが体を助ける力となってくれます。
  • 夏にはトマトやナス、キュウリなどの夏野菜。
    これらにはカリウムが豊富に含まれ、夏の暑さに火照った体の熱を逃がしてくれる働きがあります。
  • 秋は来たる冬に備えて、エネルギーを蓄える時期。旬のさつまいもや里芋、レンコンなどの芋類、根菜類から必要なエネルギーを積極的にチャージしていきましょう。
    「食欲の秋」、「実りの秋」と言われ体重増加が気になる方は、七味をプラスするなどしてカプサイシンの代謝促進効果を利用するのがおすすめです。
  • 冬は、風邪や乾燥による呼吸器の影響や肌トラブルを引き起こしやすい時期です。
    この時期におすすめなのが、タンパク質が豊富な旬のタラや牡蠣。それらの食材を使用した、鍋料理なら体の芯から温まり、免疫機能向上にも期待ができます。
    また、みかんやゆずなどの果物に豊富なビタミンCには、風邪予防に美肌効果と様々なメリットが期待できますから、積極的に摂ると良いでしょう。

自然の恵みを大切にいただきながら、みなさんが少しでも健康に過ごす助けとなれば幸いです。

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