「ファスティング」というものをご存じでしょうか?
一言で申し上げると「断食」のこと。宗教的な意味合いの断食とは違い、一切の飲み食いをしないものではありません。一定期間、固形物は一切口にしないけど、その代わりにドリンク(酵素ドリンクなど)で栄養素を摂っていくものです。
「え、そんなことできるはずがない」と思った人も多いかもしれません。毎日しっかりと3食きっちり摂っている人からすれば、1食抜くことですらキツくてできるはずがないと考えてしまうでしょう。
ファスティング未経験の人からすれば、不安や恐怖があっても当然。我慢をした結果、ファスティング期間終了後に暴飲暴食してリバウンドしてしまうことも。
そうならないためにも、もっと気持ちに余裕を持ってファスティングにチャレンジしてみませんか?という提案をしていきます。
題して「ゆるファスティング」と命名します。同じようなネーミングをしている方もいると思いますので検索するといろいろと出てくるかもしれません。今回はゆるファスティングについて解説していきます。
- ファスティングに興味はあるけど、失敗するのが怖い。
- 自分にできるはずがないと思っている。
- もっと簡単にできるものがあればやってみたい。
このように思っている方にはぜひ最後まで読んでいただきたいです。
目次
ゆるファスティングをすすめる理由
まずは、ゆるファスティングとは何か?についてお伝えしていきます。
ゆるファスティングとは?
「ゆるファスティング」とは、「ゆるい」と「ファスティング」を組み合わせて造語です。ゆるい気持ちで行い、最初から「このくらいの期間をやらないといけない」などと決まっているものでもなく、自分のペースで行うファスティングであると定義します。
ゆるファスティングを行うメリット
- 自分で期間と内容を決めることができる
一般的なファスティングは「期間」が決まっているものが多いです。1日、3日、7日、長いものだと2週間程度のファスティングプランもあるくらいです。
このような「型」が決まっている場合は、やることが明確であるというメリットがある反面、自由度が足りないため1日でも予定通りにいかないと「失敗してしまった」と思ってしまう場合が多くなります。
ファスティングを実施する前には、ある程度のスケジューリングをしてから行いますが、実際には予定通りに行うことができないケースもあるはずです。このような場合でも自由にプランを変更することができるため、気持ちを楽にして行えます。
また、ファスティングプランも自分で自由に決めることができます。例えば、酵素ドリンクを使っても使わなくてもよいし、プロテインを飲んでも飲まなくてもいいし、全て自分の理想のプランに仕立ててよいです。
自由度が高いのが、ゆるファスティングの大きなメリットとなります。
- 失敗の概念はほとんどない
一般的なファスティングは専門性が高い内容となっています。通常のダイエットの違い、ある程度の知識を身につけ理解をしてから行わないと効果が半減してしまう可能性も。
しかし、ゆるファスティングは専門的な知識がなくても問題ありません。自分のペースで自由にプランを設定することができるので、そもそも失敗という概念すら存在しないといっても過言ではないでしょう。
ゆるファスティングをきっかけにして、しっかりと期間を決めて本格的にファスティングをやってみようと興味を持つことが出来れば、ある意味成功したも同然。ゆるゆると余裕を持った気持ちでファスティングをすることができるのが、ゆるファスティングの魅力です。
ゆるファスティングを行うデメリット
- 即効性に欠ける
一般的なファスティングは短期間で身体に負荷をかけていくので、効果を感じやすいです。例えばダイエット目的でファスティングを行った場合だと、7日間もやれば2~3kg減も夢ではありません。
しかし、ゆるファスティングは名称の通りゆるくやっていくものなので、即効性に欠けます。負荷が少なくなるぶん、効果を感じにくいというのがデメリットです。
ゆるファスティングは本来のファスティングの効果を実感するというより、自分のペースでファスティング体験ができるというのがウリ。1カ月くらいの期間をかけてゆるファスティングをすると効果を実感できます。
- 自分でプランを決めていかなければならない
ゆるファスティングは自由度が高いことがメリットなのですが、期間や内容を自分で決めていかないといけないので、自分でプランを決めるのが苦手な人には向いていないかもしれません。プランがしっかりと決まっていて、何をやればいいか明確なほうがやりやすい人もいるはずです。
「自由」という言葉を使うと聞こえはよいかもしれませんが、自由なぶんだけ責任が伴います。しっかりと目標を決めて、行動計画を立てて行わないと効果を実感することは難しいかもしれません。
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ゆるファスティングの具体的な方法
では、ここからは具体的にゆるファスティングをどのように行っていけばよいのかをまとめていきます。ちなみに、これはあくまで一例に過ぎません。参考程度にみていただきたいです。
目標を決めよう
これはファスティングを始める上では⽋かせません。まずは目標を決めることからスタートしましょう。
あなたはなぜファスティングをするのでしょうか?ファスティングをすることで、どうなりたいのでしょうか?何を得たいのでしょうか?これに関しては少し時間をかけて考えましょう。
スケジューリングしよう
例えば、食事を抜く時間、食べる時間、いつから始めるか、どのくらいの期間をやるのか等「自分ルール」を決めていきましょう。それだけで最初は疲れてしまうかもしれませんが、だからこそまずは無理のない範囲でスタートしていくことが大事です。
おすすめなのが、「ファスティング=断食」と定義するのではなく【ファスティング=食べる回数を減らすこと】と解釈することです。こう考えると、ファスティングに対する敷居が少し下がるはずです。
誰にでも効果のある理想的なファスティングはないと考えています。まずは自分で試してみて、自分で見つけていくことが最も効率よいのではないでしょうか。
もし、次のステップへ進む準備が出来ていなかったり、自分には難しいなと思ったら無理に進む必要はありません。自分が無理なくやっていけるものを続けて、それがきちんと出来るようになったら、その先に進めばOKです。
間食を控えよう
まず意識して欲しいことは、1日に3回、お腹いっぱいになるまで食べること。何を食べるかよく考えてみましょう。
これは「間食をしないようにしましょう」ということです。間食を控えて、定時にしっかりと食事をしましょう。 間食が多かった人は、少しずつ減らしていくでOKです。
最初は慣れないかもしれないし、いつも食べていた時間になるとお腹が空いてくるかもしれません。ただ、そのうち⾝体も間食をしないことに慣れていき、その時間になっても食べたいと思わないようになっていきます。
その分、食事の時間には今までよりもっとお腹が空いているようになり、美味しく食べることができるようになっていきます。また、食事の質も気にするようになっていくはずです。
朝食を抜いてみよう
1日に摂る食事を3回から2回にしてみましょう。間食もなるべくしないようにするのがベストです。
前日の夕食は、高品質のもので加工されていないものを食べることをおすすめします。強いていうなら、低糖質のものがおすすめ。甘いものを食べたり、食べない方がいいと決めると、翌朝にはもっとお腹が空いてしまう可能性が⾼いからです。
朝からしっかりと食べることに慣れていたら、最初はお腹が空いてしまうかもしれません。朝食をどの程度の頻度で抜くかはあなた次第。
「いける!」と思ったら、次の日もチャレンジしても良いかもしれません。逆に「ちょっとキツい!」と思ったのであれば、耐えられるようになるまで、まずは週1〜2 回程度からから始め、少しずつ頻度を上げていきましょう。
方法も自由に決めてよい
ここまでお伝えしたのは、あくまで一例です。自由に決めて問題ありません。これがゆるファスティングの最大のメリットです。
例えば、期間を1カ月にして、週ごとにテーマを決めて「1週目は○○を意識、2週目は○○を意識する」など区切って行うのもよいでしょう。要するに、自分で目標をしっかり決めて行動計画を立てて行うことが大事です。
まとめ
今回は「ゆるファスティング」についてまとめてきました。要点は以下の通りです。
- 「ゆるファスティング」とは、「ゆるい」と「ファスティング」を組み合わせて造語である。
- メリットは、自分で期間と内容を決めることができたり、失敗の概念がほとんどないこと。
- デメリットは、即効性に欠けることと、自分でプランを決めていかなければならず、向いていない人もいるということ。
- 方法は何通りもあってよい。自由に決めてよいのがゆるファスティングの最大のメリット。
ぜひ実践してみてください。
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