EPAとDHAの違いとは?5つの機能差・効果・食品・サプリ選びガイド

EPAとDHAの違い

目次

EPAとDHAの違いとは?5つの機能差・効果・食品・サプリ選びガイド

EPA vs DHA — Science-Based Complete Guide

EPAとDHAの違いを科学的に解説
5つの機能差・効果・食品
サプリ選びまで

📅 2025年12月20日 🔄 2026年4月更新 ✍️ Yukkey(NESTA-PFT/SFT) ⏱ 約12分
5つの機能差を図解で比較 食品含有量ランキング サプリrTG/EE/TG型比較 目的別選び方ガイド
この記事の役割

「EPAとDHAの成分・機能・体内分布の違いを理解する」ための基礎知識ハブ記事です。分子構造→体内分布→5つの機能差→食品含有量→サプリ選びを体系的に解説。「どう摂るか(植物性源・保管・藻類サプリ)」は→ オメガ3実践摂取ガイドへ。ニキビ改善特化の臨床試験データは→ こちらへ。

C20:5
vs
C22:6
EPA vs DHAの
炭素数・二重結合数
血液・血管
vs
脳・神経
EPAとDHAの
主要作用部位の差
鯖缶1缶
EPA 2,600mg
+DHA 3,200mg
rTG型
サプリで最も吸収効率が
高い形態
01 / 共通点から理解する

BasicsEPAとDHAはどちらもオメガ3——まず「共通点」から理解する

どちらも必須脂肪酸
EPA・DHAは体内で合成できない(または量が極めて少ない)ため、食事やサプリから摂取する必要があります。「必須脂肪酸」と呼ばれる所以です。
どちらも多価不飽和脂肪酸
オメガ3系の多価不飽和脂肪酸に分類されます。細胞膜の流動性を保ち、体内の炎症応答・ホルモン産生に直接関与する重要な脂質成分です。
主な供給源は青魚
サバ・イワシ・サーモン・アジが最も身近な高含有食品です。どちらも同じ青魚から得られますが、含有量の比率は魚種・季節・養殖/天然で異なります。
ALAを摂っても体内でEPA・DHAに変換されにくい理由:
植物性オメガ3(ALA:α-リノレン酸)は亜麻仁油・くるみ・チアシードに豊富ですが、体内でのEPA変換効率は5〜10%、DHA変換効率はさらに低く1〜4%です。「亜麻仁油を飲んでいるから大丈夫」は不正確で、魚や藻類サプリからのEPA・DHA直接補給が必要です。植物性オメガ3の実践的な摂取法は→ こちら 油の種類別オメガ3・6・9バランス比較は→ こちら
02 / 5つの重要な違い

5 DifferencesEPAとDHAの5つの重要な違い——機能・作用部位・分子構造

違い① 主要作用部位:EPAは血液・血管、DHAは脳・神経・視力
EPA
血液・血管・心臓・免疫細胞に高濃度分布。血小板凝集抑制(血液サラサラ)・中性脂肪低下・血管壁の柔軟性維持が主な作用。
DHA
脳・神経細胞・網膜に高濃度蓄積(脳の脂肪酸の約10〜15%をDHAが占める)。神経シナプスの可塑性・記憶力・視力・胎児脳発達に関与。

→ 「血液サラサラ」はEPA・「頭が良くなる」はDHAという俗称は、この体内分布の差に基づいています。

違い② 分子構造:炭素数・二重結合数の差が体内分布を決める
EPA(C20:5)
炭素数20・二重結合5つ。比較的小さい分子で血中での移動がしやすく、プロスタグランジン・ロイコトリエンへの変換が速い。
DHA(C22:6)
炭素数22・二重結合6つ。EPAより大きい分子で脂質に溶けやすく、神経細胞膜・網膜の構成成分として蓄積しやすい。
違い③ 体内分布:EPAは血中・DHAは脳・網膜に高濃度蓄積

DHAは特に乳幼児の脳・網膜に著しく高濃度で蓄積されます。これが「妊婦・授乳婦のDHA摂取が重要」とされる理由です。成人でも、DHA不足は記憶力低下・視力低下・うつ症状との相関が複数の研究で示されています。年齢とともにDHA蓄積量は低下する傾向があり、40代以降は積極的な補給が推奨されます。

違い④ 抗炎症作用の経路:EPA由来エイコサノイドとDHA由来プロテクチン
EPA由来
プロスタグランジンE3・ロイコトリエンB5などの「炎症を抑制するエイコサノイド」を産生。ニキビ・アレルギー・関節炎の炎症抑制に直接作用。
DHA由来
プロテクチンD1・レゾルビンD系などを産生。炎症の「解消」フェーズに関与し、組織の修復を促進。EPAとは経路が異なる相補的な抗炎症作用。

ニキビ・炎症性皮膚疾患への具体的な応用と臨床試験データは→ こちら

違い⑤ サプリ含有比率:EPA高配合型とDHA高配合型で狙える効果が変わる
EPA:DHA = 2:1型
心血管・血液・抗炎症目的に適したバランス。JELIS試験(日本の大規模臨床試験)で心血管イベントリスク低下が実証されたのはEPA高配合型。
DHA:EPA = 2:1型
脳機能・記憶力・子どもの発育・妊婦向けに適したバランス。DHA単体での脳神経保護効果の研究が多い。
03 / 科学的健康効果

Health EffectsEPAとDHAそれぞれの科学的健康効果——目的別選び方

血管・血液
(EPA中心)
中性脂肪低下・血小板凝集抑制・血管保護

EPA系薬剤(エパデール)は高脂血症治療薬として日本で承認されています。JELIS試験(日本の大規模臨床試験・18,645人)でEPA高用量群が主要心血管イベントを19%低下させた結果が報告されています。1日1〜2gのEPA摂取で中性脂肪を20〜30%低下させたメタアナリシスデータもあります。免疫×オメガ3の相乗効果は→ こちら

脳・認知機能
(DHA中心)
記憶力・集中力・認知機能低下予防

DHAは神経シナプスの可塑性に関与し、記憶形成・情報伝達効率に影響します。複数のコホート研究でDHA低値と認知症リスクの相関が報告されています。ただし「DHAで頭が良くなる」は現時点では確立したエビデンスではなく「DHAが不足すると認知機能に影響が出やすい」という意味が正確です。

妊婦・子ども
(DHA中心)
胎児脳発達・乳幼児神経発育・視力形成

日本産婦人科学会はDHA 200〜300mg/日以上の摂取を推奨しています。妊娠中・授乳中は胎児・乳児がDHAを大量に必要とするため、母体のDHA消費量が増加します。サバ・イワシ週2〜3回を基本とし、不足分はサプリで補うことが現実的なアプローチです。大型魚の過剰摂取は水銀問題があるため注意。

抗炎症
(EPA+DHA)
ニキビ・関節炎・アレルギー炎症抑制

EPA・DHA組み合わせ補充による炎症マーカー(CRP・IL-6等)低下が複数の介入試験で確認されています。ニキビ改善に特化した Jung et al. 2014の臨床試験では10週間で炎症性ニキビ数が有意に減少(p<0.05)。詳細は→ こちら

⚠️ 注意:EPA系薬剤(エパデール・ロトリガ等)は処方薬であり、医師の指示なく使用することはできません。高脂血症・心疾患・血液凝固異常がある方のサプリ使用は必ず医師に相談してください。抗凝血薬(ワルファリン等)との相互作用があります。

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04 / 食品含有量ランキング

Food RankingEPAとDHAを豊富に含む食品ランキング——青魚から缶詰まで

食品(100g当たり)EPA(mg)DHA(mg)合計特記事項
🥇 マイワシ(生)1,2001,3002,500青魚の中でEPA・DHA共に最高クラス
🥈 サバ(生)1,0001,7002,700DHA含有量がイワシより高い。季節変動あり
🥉 ブリ(生)9401,7002,640冬が旬。脂乗りの良い時期はさらに高い
サンマ(生)8502,1002,950DHA含有量は青魚トップクラス。秋が旬
サーモン・鮭(生)4908201,310イワシ・サバより低いが入手しやすさが優秀。養殖vs天然の差は→ こちら
🐟 サバ水煮缶(1缶190g)2,6003,2005,800コスパ最高。汁ごと使えばさらに効率的。鯖vs鮭比較は→ こちら
イワシ缶(水煮)1,2001,6002,800サバ缶より含有量は低いが十分高い
ツナ缶(ライト缶)30〜5050〜100約100⚠️ 製造工程の加熱・圧搾でほぼ消失。EPA/DHA補給目的では選ばない
マグロ(赤身・生)130120250赤身は低い。トロ(脂身)は高いが水銀注意
「ツナ缶(シーチキン)でEPA・DHAは摂れますか?」——よくある誤解:ライトツナ缶(まぐろ・かつお使用)は製造時の加熱・圧搾でEPA・DHAがほぼ損失します。タンパク質補給には優秀ですが、EPA・DHA補給目的では鯖缶・イワシ缶を選んでください。加熱によるEPA・DHA残存率:煮る・蒸す(10〜15%損失)→ 炒める(20〜30%損失)→ 揚げる(40〜50%以上損失)。汁ごと使うことで損失を最小化できます。
05 / サプリメント選び方

Supplementsサプリメントで選ぶ時のポイント——EPA・DHA・rTG型・EE型・TG型の比較

吸収効率別サプリ種類の比較

◎ 最高吸収率
rTG型
(再エステル化TG型)
天然TG型より高い吸収効率。EE型の約1.7倍の吸収率。食事と一緒に摂ると吸収率がさらに向上。魚臭が少ない傾向。コストは高め。
○ 標準吸収率
天然TG型
(トリグリセリド型)
魚油に天然に存在する形態。rTG型より若干低い吸収率だが、EE型より高い。品質の良い天然TG型サプリはコスパが優れる。
△ 低吸収率
EE型
(エチルエステル型)
製造コストが低く多くの市販サプリに使用。空腹時の吸収率が天然型より著しく低い。食後に摂ることで改善可能。価格が安い。
目的別の選び方まとめ:
血液・心血管ケア・抗炎症(ニキビ含む)→ EPA高配合型(EPA:DHA=2:1前後)を選ぶ。
脳機能・記憶力・妊婦・子ども → DHA高配合型(DHA:EPA=2:1前後)を選ぶ。
全体バランス(一般的な健康維持)→ EPA+DHA均等型または青魚週3回が最もコスパ良い。
rTG型・EE型のニキビ改善への具体的な選び方は→ こちら
⚠️ 過剰摂取リスク:EPA+DHA合計1日3g超の摂取は出血傾向(血小板凝集抑制の過剰)を引き起こす可能性があります。ワルファリン・アスピリン等の抗凝血薬・血液サラサラ薬を服用中の方はサプリ使用前に必ず主治医に確認してください。手術前2週間はサプリを中止することを推奨します。

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よくある質問(FAQ)——EPA・DHA Q&A

EPAとDHAはどちらを優先して摂れば良いですか?
目的によって選びます。血液・血管・中性脂肪・抗炎症(ニキビ含む)→ EPA高配合型。脳機能・記憶力・視力・妊婦・子どもの発育 → DHA高配合型。全体的な健康維持 → 青魚週3回またはEPA:DHA=2:1のバランス型サプリが最も実践的です。
妊娠中・授乳中にDHAは必要ですか?摂取量の目安は?
非常に重要です。DHAは胎児・乳児の脳・神経・網膜の発達に直接関与します。日本産婦人科学会はDHA 200〜300mg/日以上を推奨。食事基本(サバ・イワシ週2〜3回)で不足分はサプリで補う場合は産婦人科医に相談してください。大型魚の過剰摂取は水銀問題があります。
子どもにEPA・DHAを与えて良いですか?何歳から?
離乳食期(5〜6ヶ月〜)からDHAを含む食品(白身魚・鮭ペースト等)を摂取し始めることが推奨されます。サプリメント使用は医師に相談することを推奨します。幼少期から継続的にDHAを摂ることで認知機能・集中力への好影響が期待できます。
ツナ缶(シーチキン)でEPA・DHAは摂れますか?
一般的なライトツナ缶はEPA・DHAがほぼゼロです。製造工程の加熱・圧搾で大幅に損失するためです。EPA・DHA補給には鯖缶(水煮1缶でEPA 2,600mg+DHA 3,200mg)またはイワシ缶を選んでください。
EPAとDHAは加熱すると壊れますか?
「完全に壊れる」わけではありませんが損失します。煮る・蒸す(10〜15%損失)→ 炒める(20〜30%損失)→ 揚げる(40〜50%以上損失)。缶詰は製造時加熱後も高い含有量を維持。汁ごと料理に使うことで損失を最小化できます。
魚が嫌いでもサプリで同様の効果が得られますか?
rTG型サプリなら食事とほぼ同等の吸収効率が得られます。ただし青魚にはEPA・DHA以外の栄養素との相乗効果があるため食事の方が総合的には優れています。魚嫌いの方の7つの実践摂取法は→ こちら

まとめ——EPAとDHAの違いと選び方

  • EPA(C20:5)→ 血液・血管・抗炎症が主作用。DHA(C22:6)→ 脳・神経・視力が主作用
  • 5つの違い:作用部位・分子構造・体内分布・抗炎症経路・サプリ比率
  • 食品ランキング最高:サバ水煮缶(1缶でEPA 2,600mg+DHA 3,200mg)
  • ツナ缶はEPA・DHAほぼゼロ——鯖缶・イワシ缶を選ぶこと
  • サプリ吸収効率:rTG型 > 天然TG型 > EE型
  • 目的別:血管→EPA高配合型、脳・妊婦→DHA高配合型
  • 過剰摂取(3g超)は出血傾向リスク——抗凝血薬服用中は必ず医師に相談
  • 植物性源での実践摂取法は→ こちら

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参考文献

  1. 1Yokoyama M, et al. “Effects of eicosapentaenoic acid on major coronary events in hypercholesterolaemic patients (JELIS): a randomised open-label, blinded endpoint analysis.” Lancet. 2007 Mar 31;369(9567):1090-8. 日本の大規模臨床試験(18,645人)でEPA高用量群が主要心血管イベントを19%低下させた。EPA心血管保護効果の最も重要な根拠。 PMID:17398308
  2. 2文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」. 本記事の魚介類EPA・DHA含有量データの一次出典。サバ・イワシ・サーモン・ツナ缶等の数値に使用。 文部科学省
  3. 3Ghasemi Fard S, et al. “How does high DHA fish oil affect health? A systematic review of evidence.” Crit Rev Food Sci Nutr. 2019;59(11):1684-1727. DHA高含有魚油の系統的レビュー。脳機能・視力・心血管・抗炎症へのDHAの作用機序と臨床エビデンスを網羅。 PMID:29494205
  4. 4Schuchardt JP, Hahn A. “Bioavailability of long-chain omega-3 fatty acids.” Prostaglandins Leukot Essent Fatty Acids. 2013 Jan;89(1):1-8. rTG型・EE型・天然TG型サプリの吸収効率比較データ。rTG型がEE型の約1.7倍の吸収効率を示すことを実証。 S0952327813000719

本記事はPubMed・文部科学省・厚生労働省データに基づいた情報を提供しています。高脂血症・心疾患・妊娠中・抗凝血薬服用中の方はサプリ使用前に必ず医師にご相談ください。

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