📌 QUICK ANSWER:部位の組み合わせ同日OK/NG一覧
組み合わせ 同日 何が起きるか(体感レベルで)
胸 + 上腕三頭筋 ✅ OK 三頭は既に疲労。追い打ち刺激になる
背中 + 上腕二頭筋 ✅ OK 引く動作で二頭が必ず使われる
肩(三角筋)+ 上腕三頭筋 ✅ OK プレスで三頭が協働。Push日の定番
胸 + 肩(サイドレイズ程度) ✅ OK 中部・後部はベンチで使われない
大腿四頭筋 + 大臀筋 ✅ OK スクワットで両者が同時に動く
ハムストリング + 大臀筋 ✅ OK RDLで両者が協働。Legs日に
腹筋・体幹 + どの部位とも ✅ OK 回復24〜36時間。最後に足せる
胸 + 背中(高強度) ❌ NG 押すと引くの神経回路が拮抗
三頭筋(先)+ 胸 ❌ NG 三頭が先に疲れ押す力が落ちる
二頭筋(先)+ 背中 ❌ NG 二頭を使い切るとローが崩れる
脚(高強度)+ 上半身(高強度) ❌ NG 糖質枯渇で上半身の重量が出ない
胸 + 肩(高重量プレス) △ 条件付き 前部が既に動員済み。負荷が重なる
胸 + 背中(初心者・中強度) △ 条件付き 中強度の全身法のみ。胸→背中の順

「胸と背中、同じ日に鍛えていいですか?」——パーソナルジムでもっとも多く聞かれる質問のひとつです。次いで「背中と肩は一緒にやっていい?」「腕は毎回やるべき?」という声も多く、部位の組み合わせは筋トレを続けていると誰もが必ず直面する壁です。

組み合わせを間違えると、種目の重量が思うように伸びない・特定の部位だけ回復が追いつかない・週のどこかで疲労が集中するという状況が生まれます。逆に正しく設計すると、同じ週3〜5回のトレーニングでも筋肥大の効率が大きく変わります。

この記事では「○○と○○は同じ日にやっていい?」という質問に即答できるOK/NG一覧表(13パターン)を軸に、なぜその組み合わせが正しいのかの科学的根拠・PPL法から2分割・3分割までの曜日設計・レベル別の実践プログラムまで一気に解説します。

01 THEORYなぜ「部位の組み合わせ」が筋肥大の成否を分けるのか

主働筋・協働筋・拮抗筋とは何か——動作で理解する

PRIMARY MOVER
主働筋(アゴニスト)

その種目で最も大きな力を発揮する主役。最も大きな刺激と疲労を受ける。
例:ベンチプレスの大胸筋

SYNERGIST
協働筋(シナジスト)

主働筋の動作を補助する脇役。主働筋が動く時に一緒に動く。
例:ベンチプレスの三頭筋・三角筋前部

ANTAGONIST
拮抗筋(アンタゴニスト)

主働筋と逆方向に動く筋肉。主働筋が収縮するとき弛緩して動きを制御する。
例:ベンチプレスに対する広背筋

「同じ日に鍛えていい」のは協働筋同士——体感レベルで理解する

ベンチプレスで胸を追い込んだ後、三頭筋は既に一定の疲労を受けています。この状態でトライセップスプレスダウンを行うと「追い打ちの刺激」として機能し、ウォームアップなしで三頭筋に刺激を入れられます。これがキネティックチェーン(運動連鎖)理論の実用的な意味です。逆に、胸を全くやっていない状態で三頭筋から始めると、後からベンチプレスをやった時に三頭が疲れていて「補助力が弱い→胸への最大刺激が入らない」という悪循環になります。現場では「なぜかベンチが伸びない」という相談の原因がこれであることが少なくありません。

筋トレ初心者の6週間スタートプログラム

超回復48〜72時間——「いつまた鍛えていいか」の目安

筋肉のサイズ 超回復目安 主な部位
大筋群 72時間(約3日)が目安 胸・背中・脚
中筋群 48〜60時間(約2〜2.5日) 肩・腕
小筋群 24〜36時間(約1〜1.5日) 腹筋・ふくらはぎ

月曜日に胸をやった場合、次に胸を高強度で鍛えていいのは木曜日以降です。この間隔を守るための設計が「分割法」であり、「部位の組み合わせ」の本質です。

筋トレの頻度は週何回が正解か|毎日が逆効果になる人とならない人

組み合わせミスは重量という数字に直結する

ミスのパターン 起きること 具体的なダメージ
三頭筋を先にやってからベンチプレス 三頭の疲労が押す動作に直撃 ベンチ重量が10〜20%落ちる
胸と背中を高強度で同日 拮抗筋の神経抑制が発生 後半のボリュームが最大40%減
同部位を48時間以内に再刺激 回復不全・筋タンパク質の純合成が低下 週単位で見ると筋肥大が止まる
脚(高強度)の後に上半身(高強度) 糖質枯渇・神経疲労が重なる 本来の60〜70%しか出ない
📋 実践的な原則まとめ
①協働筋は同じ日に鍛えてOK(例:胸+三頭筋)②拮抗筋は別の日に鍛えることが推奨(例:胸と背中は別日)③同一部位を鍛える間隔は最低48時間空ける。Zaroni et al.(2019)では高頻度トレーニングにおける神経系疲労管理の重要性が報告されており、部位の組み合わせは感覚ではなく「疲労管理の科学」です。

02 COMBINATIONS「○○と○○は同じ日にやっていい?」——7パターン個別解説

① 胸と背中:同じ日にやっていい?

❌ NG
中級者以上・高強度:❌ NG

大胸筋(プッシュ)と広背筋(プル)は拮抗筋の関係にあります。胸を高強度でやった後に背中をやると、神経系エネルギーが残っておらず、背中種目のフォームと重量が両方落ちます(Bartolomei et al. 2021)。現場でよく見るダメージ:ベンチプレス→ラットプルダウンを同日にやっている方は、ラットプル時に背中より腕に頼るフォームになりがちです。広背筋が十分に使えていない状態のサインです。

✅ OK
では週のどこで背中をやればいいか(具体的曜日例)
月 火 水 木 金
胸・三頭 背中・二頭 休み 脚・体幹 肩・腕

月曜に胸をやったなら、背中は火曜か水曜(48〜72時間後)に設定するのが基本です。

△ 条件付き
初心者・中強度の全身法:△ 条件付きOK

初心者は全部位を週2回刺激する総ボリュームが最優先です。中強度(最大重量の60〜70%)の全身法なら許容範囲。必ず「胸→背中」の順で行ってください。

筋トレ初心者のメニュー|週3回・3ヶ月で見た目を変える組み方

② 胸と肩:同じ日にやっていい?

✅ OK
サイドレイズ・リアレイズ程度:✅ OK

三角筋中部・後部はベンチプレスではほとんど使われません。胸のメイン種目を終えた後半にサイドレイズ・リアレイズを3〜4セット追加するのはPPL法Push日の定番設計です。

△ 注意
高重量ショルダープレス(前部):△ 注意

三角筋前部はベンチプレスで既に協働筋として使われています。胸の後に高重量ショルダープレスを加えると前部への累積負荷が大きくなり、肩関節への負担が増します。慣れてきたら肩を独立した日に移行するのが長期的には安全です。

分割法 肩の推奨配置
2分割 上半身日の後半に中部・後部
PPL法 Push日に前部・中部/Pull日に後部
3分割 A日後半に中部・前部/後部はB日

③ 背中と肩(後部三角筋):同じ日にやっていい?

✅ OK
✅ OK(むしろ推奨)

ローイング系種目(ベントオーバーロー・シーテッドロー)では後部三角筋が協働します。背中の後半にフェイスプル・リアレイズを追加するのはPPL法Pull日の定番です。必ず背中のメイン種目を先に終えてから追加してください。三角筋中部(サイドレイズ)はPush日(胸・三頭の日)の後半に追加する方が週の設計としてすっきりします。

④ 背中と腕(二頭筋):同じ日にやっていい?

✅ OK
✅ OK——ただし順番が全て

二頭を先にやった場合、ラットプルダウンでグリップが弱くなる・ベントオーバーローで引く動作が制限される・背中も二頭も中途半端になるという3つのダメージが起きます。背中のメイン種目をすべて終えてから二頭を追加することが前提です。

順番 種目 対象部位 セット×レップ
① ラットプルダウン or デッドリフト 広背筋(メイン) 4×8〜12 or 4×5〜8
② ベントオーバーロー or シーテッドロー 広背筋・僧帽筋 3〜4×8〜12
③ フェイスプル 後部三角筋・僧帽筋 3×12〜15
④ バイセップスカール 上腕二頭筋 3×10〜12
⑤ ハンマーカール 上腕筋・腕橈骨筋 2〜3×10〜12

⑤ 脚と上半身:同じ日にやっていい?

❌ NG
高強度同士:❌ NG推奨

スクワット・デッドリフトで糖質を大量消費した後では、上半身の高重量種目を支えるエネルギーが残りません。特にデッドリフトと高重量ベンチプレスの同日実施は脊柱起立筋・腰部への累積負荷が大きくなり、怪我リスクが高まります。

✅ OK
腹筋・体幹:✅ OK

回復が速い(24〜36時間)ため、脚の日の最後に追加するのは問題ありません。脚の日に体幹を入れることで週の体幹刺激が均等に分散できます。

⑥ 腕(二頭・三頭)の単独日は必要?

部位 どこで刺激されるか 追加セット目安
上腕三頭筋 胸・肩のプレス種目(Push日)で協働 Push日後半に3〜4セット
上腕二頭筋 背中の引く種目(Pull日)で協働 Pull日後半に3〜4セット

初心者〜中級者には独立した腕の日は不要です。上級者(2年以上)で腕が弱点の場合は単独日も有効です。

⑦ 腹筋は毎日やっていいか?

種目タイプ 毎日可否 理由
プランク・クランチ(自重) ✅ 毎日OK 回復が速く神経疲労も少ない
レッグレイズ・ハンギングニーレイズ ✅ 毎日OK(疲れていなければ) 中強度なら翌日には回復
加重クランチ・ドラゴンフラッグ ❌ 毎日はNG 高強度コアは48時間の回復が必要

03 SPLIT DESIGN分割法の選び方と週間設計——「自分はどれを選ぶか」

分割法選択フロー:週の頻度と目的から決める

週のトレーニング回数 状況 推奨分割法
週2〜3回 初心者・1回60〜90分確保できる 全身法 or 2分割
週3〜4回 中級者・各部位に十分な時間をかけたい 2分割 or 3分割
週4〜6回 各部位を週2回刺激したい・上級者 PPL法 or 4分割
アクティブレスト(積極的休養)と完全休養|疲労の種類と筋肉痛で判断する

2分割(週3〜4回):部位割り当てと1週間の設計

グループA(上半身):胸・背中・肩・腕 / グループB(下半身+体幹):大腿四頭筋・ハムストリング・大臀筋・腹筋

月(上半身A・Push寄り)
胸・三頭・肩前部・中部

ベンチプレス 4×8|インクラインDB 3×10|ショルダープレス 3×10|サイドレイズ 3×12|トライセップスPD 3×12

火(休養)
軽いストレッチ・ウォーキング可

翌日の下半身に備えて回復

水(下半身B)
脚・体幹

スクワット 4×8|レッグプレス 3×12|RDL 3×10|レッグカール 3×12|プランク 3×30秒

木(休養)
軽いストレッチ・ウォーキング可

金曜の上半身に備えて回復

金(上半身A・Pull寄り)
背中・二頭・肩後部

ラットプルダウン 4×10|ベントオーバーロー 3×10|フェイスプル 3×15|バイセップスカール 3×12|ハンマーカール 2×12

土日(休養・有酸素可)
翌週の準備・軽い有酸素・ストレッチ

月(Push寄り)と金(Pull寄り)で上半身の重点を変えることで胸と背中を同日高強度で追い込まずに各部位週2回の刺激を確保

⚠️ 2分割でよくある失敗と修正

①上半身の日に全部位を詰め込んで各1〜2セットになる→種目数を絞り各部位2〜3種目×3〜4セットを確保 ②胸と背中を毎回同日に高強度でやってしまう→Push寄り日(胸・三頭中心)とPull寄り日(背中・二頭中心)に分ける

PPL法(週4〜6回):考え方と曜日設計

分類 担当部位 代表種目
Push日 胸・三角筋前部・三頭筋 ベンチ/ショルダープレス/三頭PD
Pull日 広背筋・僧帽筋・三角筋後部・二頭筋 ラットプル・ロー系・バイセップスカール
Legs日 大腿四頭筋・ハムストリング・大臀筋 スクワット・RDL・レッグプレス
月 火 水 木 金 土 日
Push Pull Legs Push Pull Legs 休み

この設計により各部位が週2回刺激されるサイクルを維持でき、超回復48〜72時間の原則に沿った設計になります(Schoenfeld et al. 2016)。

PPL法の週5メニュー|組み方・デメリット・中級者の注意点
⚠️ PPL法でよくある部位配置のミスと修正

①Pull日に三角筋前部(プレス系)を追加してしまう→前部はPush日担当。Pull日は後部(フェイスプル・リアレイズ)のみ ②Legs日にデッドリフト+スクワットを両方最大重量でやる→どちらかをメイン(重量優先)、もう一方を補助(中重量×高回数)に設定する

3分割(週3〜6回):部位割り当てと具体種目

グループ 担当部位 代表種目 セット×レップ
A(Push) 胸・三頭筋・三角筋前部 ベンチプレス 4×8
インクラインDB 3×10
ショルダープレス 3×10
サイドレイズ 3×12
トライセップスPD 3×12
B(Pull) 背中・二頭筋・三角筋後部 ラットプルダウン 4×10
ベントオーバーロー 3×10
フェイスプル 3×15
バイセップスカール 3×12
ハンマーカール 2×12
C(Legs) 大腿四頭筋・ハムストリング・大臀筋・体幹 スクワット 4×8
レッグプレス 3×12
RDL 3×10
レッグカール 3×12
プランク 3×30秒

部位の組み合わせを個別に最適設計します

調布・府中・狛江・三鷹 | 体型・目標・週の頻度に合わせた個別プログラム | NESTA認定トレーナーが直接設計
調布の店舗に加え、オンラインセッションにも対応しているので、遠方の方や出張の多い方でも続けられます。

無料カウンセリングを予約する →

04 LEVEL GUIDEレベル別・年代別の実践設計

初心者(0〜6ヶ月):原則を体に覚えさせる時期

この時期は組み合わせの最適化より「正しいフォームで継続すること」が最優先です。推奨は全身法または2分割です。

初心者がやってしまう典型的なミス 修正
腕ばかり毎回やる 腕は上半身日の最後だけに限定
種目数が多すぎて各部位1〜2セット 各部位2種目×3セットに絞る
毎回同じ部位に偏る 担当部位をメモに固定して確認

中級者(6ヶ月〜2年):PPL法への移行とボリューム管理

中級者が陥りやすい最大の落とし穴は「全部の部位に最大負荷をかけようとすること」です。Push・Pull・Legsの各日でメイン種目に集中し、補助種目はエネルギーが余った範囲で追加するという優先順位の意識が必要です。

中級者の週間設計チェックリスト 確認
Push日は胸のメイン種目が最初か □ OK
Pull日は背中のメイン種目が最初か □ OK
Legs日の主軸種目を決めているか □ OK
各部位を週2回刺激できているか □ OK
同一部位の間隔は48時間以上か □ OK

上級者(2年以上):弱点部位の優先配置と4分割設計

月(Push:胸・三頭) 火(Pull:背中・二頭) 水(Legs) 木(肩単独) 金(腕・体幹)
胸メイン→三頭補助 背中メイン→二頭補助 四頭→ハム・臀部→体幹 前部・中部・後部を全方向 二頭・三頭を疲労なしで集中

30〜60代特有の調整ポイント

年代 調整内容
30〜40代 基本設計のまま。違和感が出たらマシンへ
50〜60代 高強度種目は週1〜2回に抑える
中重量×高回数(12〜15rep)が軸
高強度デッドリフトは週1回まで
前後のウォームアップを入念に
40代からの筋トレ|ケガしない始め方と週2回で続くメニュー設計
【根拠】本記事SEC04では「高強度デッドリフトは週1回まで」「前後のウォームアップを入念に」と書きました。スクワット・デッドリフトのような高強度複合種目では、腹腔内圧を高めることが腰椎の安定に寄与します。30〜60代で週2〜3回の高重量Legs日を組んでいる方は、ベルトの併用を検討してください。
🏋️ PR
ゴールドジム トレーニングレザーベルト BK G3368(ゴールドジムトレーナー愛用)

05 DIAGNOSIS疲労サインの早期発見と「今の組み合わせが合っているか」3ステップ確認法

組み合わせが合っていないサイン早見表

サイン 原因として多いパターン 対処
ベンチプレスの重量が2週間以上停滞・低下 三頭や肩を同日の前半にやっている 種目順をベンチプレス最初に変更
背中種目の重量が伸びない Pull日に二頭を先にやっている 二頭は背中の後半に移動
特定の部位だけ常に筋肉痛が残る 同部位の刺激が48時間以内に重複 曜日設計を見直し・最低48時間空ける
全体的に疲れが抜けない ボリューム過多か休養日不足 1週間のディロードを設ける
ディロード(筋トレ休息週)は必要か?頻度・やり方
【根拠】「全体的に疲れが抜けない」サインは、回復不全だけでなく筋タンパク質の分解(異化)が上回っている可能性があります。BCAAのロイシンはmTORC1シグナルを活性化し筋タンパク合成を促進、イソロイシン・バリンは糖新生に利用されることで筋肉由来アミノ酸の消費を抑制します。Push/Pull/Legs設計で週3〜5回トレーニングする中級者以上は、インターセッションの回復を加速させるBCAAの活用が長期的な重量向上につながります。
🧬 PR
Scivation BCAA Xtend 7000mg(アミノ酸サプリメント)
【根拠】Schoenfeld et al.(2016)が示す「各部位への週2回刺激」を週5〜6回のPPLで実現すると、トレーニング日数そのものが増えます。体重×1.6〜2.0g/日のタンパク質を食事だけで積み上げるのは、この頻度帯では現実的に難しくなります。
💪 PR
国産高品質プロテインブランド【ULTORA(ウルトラ)】

「今の組み合わせが合っているか」3ステップ確認法

STEP 1
Step1:重量ログを確認

主要種目の重量が2週間以上横ばいまたは低下していないか。停滞は組み合わせか種目順のミスを疑う最初のサインです。特にベンチプレス・スクワット・デッドリフトのような基本複合種目の重量が伸びているかが最重要指標です。

STEP 2
Step2:疲労の偏りを確認

特定の部位の筋肉痛・張りが週末まで取れていないか。取れていない場合は48時間ルールを守れていない可能性が高いです。曜日設計を見直し、同部位への刺激の間隔を確認してください。

STEP 3
Step3:種目順を確認

「大きい筋肉・メイン種目が先、補助筋・仕上げ種目が後」になっているか。Push日なら必ずベンチプレスまたはインクラインが最初にあるかを確認してください。順番を変えるだけで重量が回復するケースが現場では多数あります。

📖 もっと具体的に実践したい方へ

【月2回更新・第1土曜と第3土曜】理想の体と健康を最短で手に入れる実践ノウハウをお届けする月額限定マガジンです。900記事以上の執筆実績とデータに基づき、ネットの一般論では成果が出なかった方へ「今日からマネできる具体的な食事・筋トレプラン」を配信。

よくある質問(FAQ)——「○○と○○は同じ日に鍛えていい?」7選

胸と背中を同じ日に鍛えてもいいですか?
中級者以上では高強度の場合は推奨しません。拮抗筋の関係にあり、同日に高強度で行うと双方のパフォーマンスが低下します(後半種目のボリュームが最大40%減ることも)。初心者の全身法・中強度なら許容範囲。やる場合は「胸→背中」の順で実施してください。
胸と肩を同じ日に鍛えてもいいですか?
サイドレイズ・リアレイズ程度ならOKです(PPL法Push日の定番)。高重量のショルダープレスと高重量ベンチプレスを同日に行う場合は三角筋前部の累積負荷が大きくなるため、慣れてきたら肩を別日に移行することも検討してください。必ず「胸を先に→肩を後に」の順番を守ってください。
背中と肩(後部三角筋)を同じ日に鍛えてもいいですか?
OKです。ローイング系種目(ベントオーバーロー・シーテッドロー)では後部三角筋が協働するため、背中の後半にフェイスプル・リアレイズを追加するのはPPL法Pull日の定番設計です。必ず背中のメイン種目を先に終えてから追加してください。三角筋中部(サイドレイズ)はPush日(胸・三頭の日)の後半に追加するのが設計としてすっきりします。
腕(二頭・三頭)の単独の日は必要ですか?
初心者〜中級者には不要です。Push日後半に三頭を3〜4セット、Pull日後半に二頭を3〜4セット追加するだけで十分な刺激が得られます。上級者(2年以上)で腕の発達を優先する場合は独立した腕の日も有効です。
脚の日と腹筋を同じ日に鍛えてもいいですか?
OKです。腹筋・体幹は回復が速く(24〜36時間程度)、脚のトレーニング後の疲労に影響を与えにくい部位です。脚の日の最後に追加するのが現場でも推奨している設計です。スクワット・デッドリフトの後は体幹も使われているため、追加セットは10〜15分程度で十分です。
同じ部位を毎日鍛えても大丈夫ですか?
高強度の場合はNGです。筋肥大には超回復の48〜72時間が必要で、その間に再度高強度の刺激を与えると回復不全になります。腹筋・ふくらはぎは回復が速いため軽〜中強度であれば連日も可能です。Schoenfeld et al.(2016)では各部位への週2回刺激が最も筋肥大効率が高いと報告されています。
50〜60代でも同じ組み合わせ設計でいいですか?
基本の組み合わせ原則は同じですが、高重量種目の頻度と回復日の設定が重要です。50代以降は回復速度が低下するため、高強度デッドリフト・スクワットは週1回を目安に、中重量×高回数(12〜15rep)を中心にした設計が関節への負担を抑えながら筋肥大効果を維持できます。1〜2日多めの休養日を確保してください。本記事は医療的なアドバイスに代わるものではありません。整形外科的な疾患・怪我がある方は医師に相談のうえ実践してください。

部位の組み合わせと分割法を体型・目標・週の頻度に合わせて個別設計します

THE FITNESSでは初回無料カウンセリングであなたの生活スタイルに最適な部位の組み合わせ・週のスケジュールを設計します。「今の組み合わせで合っているか確認したい」というご相談も歓迎です。遠方の方はオンラインでのプログラム設計も承っています。完全無料・押しつけなし。LINE相談も受付中(LINEはこちら)。

🗓 無料体験を今すぐ予約する
この記事は、筋トレの本場ロサンゼルスで15年の指導経験を持ち、日本での指導を合わせて18年・NABBA 2025 GPF優勝・LA Championship 2位・NESTA-PFT/SFT取得のトレーナーが、調布市のパーソナルジムTHE FITNESSで執筆しています。

まとめ:部位の組み合わせで成果を出す——今日からの時系列アクション

部位の組み合わせは「なんとなく全部位をやる」ではなく、主働筋・協働筋・拮抗筋の役割を理解した上で設計することで、同じ週3〜5回のトレーニングでも筋肥大の効率が大きく変わります。最も重要な3原則は①協働筋は同じ日にまとめる(Push・Pull・Legsが基本形)、②高強度では拮抗筋(胸と背中)を同日に避ける、③順番は「大きい筋肉・メイン種目が先、補助筋・仕上げ種目が後」です。

組み合わせに迷ったら「今日の動作はPush・Pull・Legsのどれか」で判断するのが最もシンプルな基準です。

タイミング やること
今日 週間表を書き出して2点を確認
今週 回数を数え、分割法を1つ決める
1ヶ月後 主要種目の重量ログを見返す
3ヶ月後の評価基準 重量・疲労・分散の3点で判定

今日確認する2点は「胸と背中を高強度で同日にやっていないか」と「種目の順番はメイン(大筋群)が先か」です。今週は週のトレーニング回数を数え、上の選択フローで2分割・PPL・3分割のどれかを決めて、曜日ごとの担当部位をスマホのメモに固定します。1ヶ月後にベンチプレス・スクワット・デッドリフトの重量ログを見返し、停滞があれば種目順か組み合わせを見直してください。3ヶ月後に①主要種目の重量が伸びている②特定部位の慢性的な疲労・筋肉痛が解消された③週の疲労が均等に分散されている——この3点が達成できていれば、設計は正しく動いています。

動的ストレッチの正しいやり方|筋トレ前は何分・どの順番でやるか 調布市のパーソナルジムTHE FITNESSの口コミ・料金を見る

THE FITNESS|調布市のパーソナルジム

THE FITNESSでは、あなたの体型・目標・週の頻度に合わせた部位の組み合わせ設計とトレーニングプログラムを提供しています。調布の店舗に加え、オンラインセッションにも対応しているので、遠方の方や出張の多い方でもプログラムを続けられます。「自分に合った分割法がわからない」「部位の組み合わせを見直したい」というご相談もお気軽にどうぞ。

所在地 〒182-0022 東京都調布市国領町4-51-6 アムール国領 B1F
最寄り駅 京王線 国領駅 徒歩8分
営業時間 AM 9:00 ~ PM 23:00(不定休)
電話 070-1460-0990
公式サイト https://thefitness-personal.jp/
Instagram @thefitness.chofu
ご予約 無料カウンセリングのご予約はこちら
料金 料金プランはこちら

関連記事

参考文献・科学的根拠

  1. 1Schoenfeld BJ, Ogborn D, Krieger JW. "Effects of resistance training frequency on measures of muscle hypertrophy: a systematic review and meta-analysis." Sports Med. 2016;46(11):1689-1697. doi:10.1007/s40279-016-0543-8. 過去10研究の統合解析:各部位への週2回刺激が最も筋肥大効率が高いことを確認。本記事SEC01(超回復の原則)・SEC03(PPL法の根拠)・FAQ Q6の根拠として引用。 Springer Link
  2. 2Bartolomei S, Nigro F, Malagoli Lanzoni I, Ciacci S, Merni F, Sadres E, Hoffman JR. "A Comparison Between Total Body and Split Routine Resistance Training Programs in Trained Men." J Strength Cond Res. 2021;35(6):1520-1526. doi:10.1519/JSC.0000000000003573. 熟練者での全身法 vs 分割法の比較:熟練者には分割法の方が筋肥大効果が高いことを示した。本記事SEC02(胸と背中の同日NGの根拠)の引用元として使用。 JSCR
  3. 3Zaroni RS, Brigatto FA, Schoenfeld BJ, Braz TV, Benvenutti JC, Germano MD, Marchetti PH, Aoki MS, Lopes CR. "High resistance-training frequency enhances muscle thickness in resistance-trained men." J Strength Cond Res. 2019;33 Suppl 1:S140-S151. 高頻度トレーニングにおける筋厚増加の確認。各部位への刺激頻度と神経系疲労管理の重要性を報告。本記事SEC01(組み合わせミスのダメージ数値)・SEC05(疲労サイン)の根拠として引用。 JSCR