目次
自主トレ時のRPEは本当に正確?
科学的検証と効果的活用法
調布市のプロトレーナーが解説する、RPE(主観的運動強度)の真実と実践テクニック
RPEは本当に信頼できるのか?
「今日のトレーニング、RPE 8でやりました!」——ジムでよく聞くこの言葉。でも、その「8」は本当に正確なのでしょうか?
RPE(Rate of Perceived Exertion:主観的運動強度)は、自分の感覚で運動のきつさを評価する指標です。心拍計やパワーメーターなしで、「体感」だけでトレーニング強度を管理できる便利なツールとして、多くのトレーナーやアスリートが活用しています。
しかし、「主観的」である以上、本当に正確なのか?という疑問は常につきまといます。特に自主トレでは、トレーナーの目がない分、自分の評価が甘くなったり、逆に厳しすぎたりするケースも。
この記事で得られること
- RPEの科学的精度:研究データで検証された正確性
- 初心者と上級者の差:経験によるRPE評価の違い
- 正確に使うためのコツ:誤差を最小化する実践テクニック
- 目的別の最適RPE設定:筋肥大・減量・持久力向上それぞれの推奨値
- 調布市で受けられる専門サポート:THE FITNESSの遺伝子検査連動プログラム
💡 調布市のTHE FITNESSでは、17年の指導経験を持つNESTA認定トレーナーが、科学的根拠に基づいたRPE活用法を直接指導しています。
RPE(主観的運動強度)とは?
RPEの基本概念
RPE(Rate of Perceived Exertion)は、スウェーデンの生理学者ボルグ博士が1960年代に開発した指標で、運動中に感じる「きつさ」を数値化したものです。
最も一般的なのは0〜10のスケール(修正ボルグスケール)で、以下のように定義されます:
| RPE | 体感の説明 | 心拍数の目安 | 会話の状態 |
|---|---|---|---|
| 0-1 | まったくきつくない〜非常に楽 | 最大心拍数の50%以下 | 余裕で会話可能 |
| 2-3 | 楽〜少しきつい | 50-60% | 会話しながら運動可能 |
| 4-5 | ややきつい | 60-70% | 会話できるが息が上がる |
| 6-7 | きつい | 70-80% | 短い言葉なら話せる |
| 8-9 | 非常にきつい | 80-90% | 会話は困難 |
| 10 | 最大限きつい(限界) | 90-100% | 会話不可能 |
RPEの最大のメリット
特別な機器が不要で、自分の体感だけで強度を管理できる点です。心拍計やパワーメーターがなくても、その日の体調や疲労状態に合わせて柔軟にトレーニング強度を調整できます。
RPEの科学的正確性:研究データで検証
研究で証明された精度
多くの科学研究により、RPEと客観的な生理学的指標(心拍数、乳酸値、酸素摂取量)との相関性が証明されています。
心拍数との相関係数
評価の誤差範囲
精度向上率
経験者と初心者の差
RPEの正確性は、トレーニング経験に大きく依存します。2023年のJournal of Strength and Conditioning Researchの研究では以下のことが明らかになりました:
トレーニング経験者(1年以上)
- ✅ 心拍数との相関:r=0.85-0.90
- ✅ 1RM%との相関:r=0.82
- ✅ 誤差範囲:±0.5-1ポイント
- ✅ 再現性:高い(ICC=0.88)
初心者(3ヶ月未満)
- ⚠️ 心拍数との相関:r=0.60-0.70
- ⚠️ 1RM%との相関:r=0.65
- ⚠️ 誤差範囲:±1-2ポイント
- ⚠️ 過小評価の傾向:30-40%のケース
初心者の注意点
初心者は「きつさ」と「疲労」を混同しがちで、実際の運動強度よりも過小評価(楽に感じる)する傾向があります。これは「筋肉の張り」や「呼吸の乱れ」といった強度の指標を正しく読み取る経験が不足しているためです。
対策:最初の2-3ヶ月は心拍計やトレーナーの指導と併用し、自分のRPE評価をキャリブレーション(較正)することが重要です。
RPEを正確に使うための5つのコツ
実践テクニック
自主トレでRPEを正確に使うためには、以下の5つのポイントを押さえましょう。
1 最初の2-3ヶ月は心拍計と併用する
自分のRPE評価が客観的指標とどれだけ一致しているか確認しましょう。
- 運動中にRPEを評価し、同時に心拍数を記録
- 「RPE 7のとき、心拍数は○○bpm」とパターンを把握
- 数週間のデータを蓄積し、自分の基準を作る
2 セット終了直後(30秒以内)に評価する
RPEは運動直後の感覚が最も正確です。時間が経つと過小評価しがちです。
- セットが終わったらすぐに評価
- インターバル中に記録(メモやアプリ)
- 「あとから思い出して書く」は避ける
3 RIR(残りレップ数)と組み合わせる
RIR(Reps In Reserve)は「あと何レップできるか」を評価する指標です。RPEと併用すると精度が大幅に向上します。
| RPE | RIR | 状態 |
|---|---|---|
| RPE 7 | RIR 3 | あと3レップできる |
| RPE 8 | RIR 2 | あと2レップできる |
| RPE 9 | RIR 1 | あと1レップできる |
| RPE 10 | RIR 0 | 限界(もうできない) |
4 毎回同じ基準で評価する(主観のブレを最小化)
RPEは「相対的な評価」なので、毎回同じ基準を持つことが重要です。
- 呼吸の乱れ:RPE 7以上は会話が困難
- 筋肉の張り:RPE 8以上は明確なバーン感
- 動作の質:RPE 9以上はフォームが崩れ始める
5 トレーニング日誌に記録し、振り返る
記録を蓄積することで、自分の評価傾向やパターンが見えてきます。
- 種目、重量、レップ数、RPEを毎回記録
- 週ごとに振り返り、RPEの一貫性をチェック
- 「この重量でRPE 8なら、次は○kg上げられる」と予測
記録例:
2026/01/28 - スクワット: 80kg × 10reps × 3sets (RPE 7, 8, 8)
体調: 良好 / 睡眠: 7時間 / 備考: フォーム安定
調布市THE FITNESSでのサポート
THE FITNESSでは、パーソナルセッションでRPEの正確な評価方法を直接指導します。トレーナーが客観的にフォームや疲労度を観察しながら、あなたのRPE評価とのズレを修正。3-6ヶ月で自主トレでも正確に使えるようサポートします。
目的別の最適RPE設定
トレーニングの目的(筋肥大、減量、持久力向上など)によって、最適なRPEは異なります。
筋肥大
RPE 7-9
メインセット
- ✅ 1RM%換算:70-85%
- ✅ RIR:残り1-3レップ
- ✅ セット数:3-5セット
- ✅ レップ数:6-12レップ
- ✅ 頻度:週2-3回/部位
ポイント:最後の1-2セットはRPE 8-9で追い込むことが筋肥大に効果的。
減量・脂肪燃焼
RPE 5-7
有酸素運動
- ✅ 心拍数:最大心拍数の60-75%
- ✅ 会話:可能だが息が上がる
- ✅ 時間:30-60分
- ✅ 頻度:週3-5回
- ✅ 筋トレ:RPE 6-8で維持
ポイント:有酸素はRPE 5-7で脂肪燃焼効率が最高。筋トレは筋肉維持のためRPE 6-8をキープ。
持久力向上
RPE 4-6
ベーストレーニング
- ✅ 心拍数:最大心拍数の60-70%
- ✅ 会話:余裕で可能
- ✅ 時間:60-120分
- ✅ 頻度:週4-6回
- ✅ HIIT:週1-2回 RPE 8-9
ポイント:ベースはRPE 4-6で長時間運動。週1-2回のHIIT(RPE 8-9)で持久力を最大化。
遺伝子型に応じた最適化
THE FITNESSでは、遺伝子検査(ACTN3、ACE遺伝子など)に基づき、あなたの体質に最も合ったRPE設定をご提案します。例えば:
- ACTN3 RR型(瞬発力優位):高RPE(8-10)の短時間トレーニングが効果的
- ACTN3 XX型(持久力優位):中RPE(5-7)の長時間運動が適している
- ACE D型(パワー優位):筋トレ重視、RPE 7-9での筋肥大トレーニング
- ACE I型(持久力優位):有酸素重視、RPE 5-7での持久力トレーニング
よくある間違いと対策
間違い1:毎セット限界まで追い込む(RPE 10)
問題:毎セットRPE 10で行うと、疲労が蓄積しすぎて後半のセットで重量や回数が大幅に低下。総ボリュームが減少し、筋肥大効果が低下します。
✅ 正解:最初の2-3セットはRPE 7-8に抑え、最後の1-2セットのみRPE 9-10で追い込む。これにより総ボリュームを最大化できます。
間違い2:「疲労」と「きつさ」を混同する
問題:全身の疲労感をRPEとして評価してしまい、実際の運動強度とズレが生じます。例:「今日は疲れてるからRPE 8」→実際はRPE 6程度。
✅ 正解:RPEは「運動中の筋肉・呼吸のきつさ」で評価。全身疲労は別に記録(例:「体調:疲労気味」)。
間違い3:インターバル後に評価する
問題:インターバルで回復すると、実際より楽に感じて過小評価してしまいます。
✅ 正解:セット終了直後(30秒以内)に評価し、その場で記録。「後で書こう」は禁物です。
間違い4:毎回同じRPEに固執する
問題:「今日もRPE 8で」と決めつけると、体調不良日に無理をしたり、調子が良い日にチャンスを逃したりします。
✅ 正解:RPEは柔軟に調整。体調不良日はRPE 6-7に下げ、調子が良い日はRPE 9に上げる。これがRPEの最大の利点です。
関連記事
トレーニング効果を最大化するために、こちらの記事もあわせてご覧ください:
よくある質問(FAQ)
RPE(Rate of Perceived Exertion)は、運動中に感じる「きつさ」を数値化したもので、0〜10のスケールで表します。0が「まったくきつくない」、10が「最大限きつい」を意味します。スウェーデンの生理学者ボルグ博士が開発し、客観的な指標(心拍数や1RM%)がなくても、主観的な感覚でトレーニング強度を管理できる便利なツールです。調布市THE FITNESSでも、クライアントの自主トレ管理に活用しています。
自主トレでRPEを使う最大のメリットは「特別な機器が不要」で「その日の体調に合わせた調整が可能」なことです。心拍計や1RM測定なしで、体感だけで強度管理ができます。疲労が溜まっている日はRPEを下げ、調子が良い日は上げるなど、柔軟な対応が可能。さらに、トレーニング日誌にRPEを記録することで、長期的な進捗管理や疲労状態の把握にも役立ちます。
はい、多くの研究でRPEと客観的指標(心拍数、乳酸値、1RM%)の相関性が証明されています。特にトレーニング経験者では相関係数r=0.80-0.90と高い精度を示します。ただし、初心者は経験不足により誤差が大きく(±1-2ポイント)、過大評価・過小評価の傾向があります。経験を積むことで精度は向上し、3-6ヶ月のトレーニングで大幅に改善することが研究で示されています。
RPEを正確に使うための5つのコツ:1) 最初の2-3ヶ月は心拍計と併用してキャリブレーション、2) セット終了直後(30秒以内)に評価、3) 「残り何レップできるか」で判断(RIR法併用)、4) 毎回同じ基準で評価(ブレを最小化)、5) トレーニング日誌に記録して振り返り。調布市THE FITNESSでは、パーソナルセッションでRPEの正確な評価方法を指導しています。
初心者がRPEを使う際の3つの注意点:1) 最初は過小評価しがち(実際より楽に感じる)ため、心拍計などの客観指標と併用、2) 「きつさ」と「疲労」を混同しやすいので、運動中の呼吸・筋肉の張りで判断、3) 急激に強度を上げない(RPEが2以上ジャンプしないよう漸進)。THE FITNESSでは、遺伝子検査と組み合わせた個別最適化プログラムで、初心者でも安全かつ効果的にRPEを活用できるようサポートしています。
筋肥大目的:メインセットでRPE 7-9(残り1-3レップ)が最適。これは1RM の70-85%に相当し、筋肥大に最も効果的な強度域です。減量目的:有酸素運動はRPE 5-7(会話ができるが息が上がる程度)、筋トレはRPE 6-8で筋肉量を維持しながら脂肪燃焼。調布市THE FITNESSでは、個人の目標・体質・遺伝子型に応じた最適なRPE設定をご提案します。
RPEは「今のきつさ」を0-10で評価するのに対し、RIR(Reps In Reserve)は「あと何レップできるか」で評価します。例:RPE 8 = RIR 2(あと2レップできる)、RPE 9 = RIR 1(あと1レップ)。RIRはより具体的で初心者にも分かりやすく、RPEと併用することで精度が向上します。THE FITNESSでは両方を組み合わせた「ハイブリッド強度管理法」を推奨しています。
参考文献
- Validity and reliability of RPE as a measure of intensity during isometric wall squat exercise Journal of Clinical and Translational Research, 2021. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8177844/
- Pros and cons of using RPE and heart rate in training Evoke Endurance, 2024. https://evokeendurance.com/resources/pros-and-cons-of-using-rpe-and-heart-rate-in-training/
- Session-RPE Method for Training Load Monitoring: Validity, Ecological Usefulness, and Influencing Factors Frontiers, 2017. https://www.frontiersin.org/journals/neuroscience/articles/10.3389/fnins.2017.00612/full
- Relationship between the rating of perceived exertion scale and the load intensity of resistance training Strength & Conditioning Journal, 2018. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5901652/
- Borg’s Perceived Exertion and Pain Scales: Human Kinetics, 1998. https://www.scribd.com/document/867979423/Borg-1998-Borg-s-Perceived-Exertion-and-Pain-Scales
THE FITNESS
プロフェッショナルサポートで確実な結果を
THE FITNESSは、科学的根拠に基づいたトレーニングメソッドを提供するパーソナルジムです。プログラムをさらに深く、そして確実に実践したい方のために、パーソナライズされたサポートをご用意しています。
確実な結果をお約束
専門サポートで成功率
95%
※2025年度実績
調布市のパーソナルジム THE FITNESSでは、単なるトレーニング指導を超えて、一人ひとりのライフスタイルに合わせた継続可能なボディメイク・健康習慣をサポートします。科学的根拠と豊富な実績に基づいた確実なメソッドで、あなたの目標達成をお手伝いいたします。
今日から始める!
科学的根拠に基づいたこのプログラムは、単なる外見の改善だけでなく、健康的な身体機能の向上をもたらします。今日この瞬間から、理想の自分への第一歩を踏み出しませんか?
✨ あなたの変化が始まります ✨
継続は力なり。一日一歩の積み重ねが、理想の目標を現実にします。
THE FITNESSでは綺麗になりたい、産後太りをなんとかしたい、健康寿命を延ばしたい、昔の体型に戻りたいなど、様々なお悩みを解決いたします。
初めての方も大歓迎です。
自宅でお手軽オンラインパーソナルレッスンにも対応しています。
些細な事でもお気軽にお問い合わせください。
https://thefitness-personal.jp/contact/
070-1460-0990


