毎日たった10分!階段昇降で健康寿命が9.7年延びる【科学的ロコモ予防法】

階段昇降で健康寿命が9.7年延びる

目次

毎日たった10分!階段昇降で健康寿命が9.7年延びる【科学的ロコモ予防法】| THE FITNESS

毎日たった10分!
階段昇降で健康寿命が9.7年延びる
【科学的ロコモ予防法】

エレベーターをやめて階段を使うだけ!調布市のパーソナルジムが教える、
初心者でも安全に始められる健康寿命延長トレーニング

9.7年 健康寿命延長効果
20% 心血管疾患リスク減少
10分 1日の推奨時間

なぜ今、階段昇降が注目されているのか?

「最近、階段を上がると息切れする」「膝が痛くて階段が辛い」──そんな悩みを抱えていませんか?

実は、日本人の平均寿命は女性87.74歳、男性81.64歳と世界トップクラスですが、「健康寿命」との差は約10年もあります。この差を縮めるカギとなるのが「ロコモティブシンドローム(ロコモ)の予防」です。

階段昇降は、特別な器具も場所も必要なく、日常生活の中で簡単に実践できる最高のロコモ予防トレーニング。スイス連邦工科大学の研究では、エスカレーターを階段に変えただけで最大酸素摂取量が約9%上昇し、心血管系の健康度が大幅に改善することが証明されています。

この記事で分かること

  • ロコモティブシンドロームの基礎知識
  • 階段昇降が健康寿命を延ばす科学的根拠
  • 初心者でも安全に始められる階段トレーニング法
  • レベル別トレーニングメニュー
  • よくある質問と注意点

ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは?

ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ)とは、骨、関節、筋肉などの運動器の機能が衰えることで、「立つ」「歩く」などの移動機能が低下した状態を指します。2007年に日本整形外科学会が提唱した概念で、超高齢社会を迎えた日本における重要な健康課題です。

ロコモの三大原因疾患

原因①

骨粗鬆症

骨密度の低下により、骨折リスクが増加。特に女性は閉経後に急激に進行します。

原因②

変形性関節症

膝や股関節の軟骨がすり減り、痛みや変形が生じます。肥満も大きな要因に。

原因③

脊柱管狭窄症

背骨の神経が圧迫され、腰痛や足のしびれが発生。歩行困難につながります。

あなたは大丈夫?ロコモチェック

  • 片脚立ちで靴下が履けない
  • 家の中でつまずいたり、滑ったりする
  • 階段を上がるのに手すりが必要
  • 15分続けて歩けない
  • 2kg程度の買い物袋を持って帰るのが困難

1つでも当てはまる方は、ロコモ予備軍の可能性があります。

階段昇降の驚くべき科学的効果

① 健康寿命を最大9.7年延長

2018年に『Mayo Clinic Proceedings』誌で発表された研究によると、運動習慣のある人は運動習慣のない人と比較して、平均寿命が顕著に延びることが明らかになりました。中でも階段昇降を含む日常的な運動は、健康寿命延長に極めて効果的です。

② 心血管疾患リスクを20%以上減少

米国チューレーン大学の研究では、1日に3〜5階分の階段昇降を行うだけで、心臓発作、心不全、脳卒中などの心血管疾患のリスクが20%以上減少することが示されました。わずか10分程度の階段昇降でも、心肺機能を高められ、健康効果を期待できます。

③ 下半身筋力を効率的に強化

日本の高石氏による研究では、50代の男女12人を対象に、椅子からの立ち上がり、平地歩行、階段上りの運動を比較。階段昇降は速歩よりも筋力維持・強化に効果的であることが証明されました。

階段昇降の運動強度

階段昇降:3.5メッツ(安静時の3.5倍のエネルギー消費)

平均的な建物の階段(2階まで13〜14段)を「一段飛ばし」で上ると、片脚6〜7回の自重トレーニングに相当。1日に5回階段を使えば、気づかないうちに30〜35回の自重筋トレを実行しているのと同じ効果が得られます。

④ 血糖値コントロールを改善

階段を下りる運動を続けると、耐糖能(血糖値の上昇を抑える働き)が高まるという報告があります。これは着地動作において、速筋といわれる筋肉がよく使われるためです。糖尿病予防にも効果的なトレーニング方法です。

初心者でも安全!階段トレーニングの始め方

始める前の重要な注意事項

  • 医師への相談:膝や腰に痛みがある方、心臓病の既往がある方は必ず医師に相談してください
  • ウォーミングアップ:軽いストレッチや準備運動を5分程度行いましょう
  • 適切な靴:滑りにくく、クッション性のある運動靴を着用してください
  • 水分補給:運動前後の水分補給を忘れずに

正しいフォームの基本

  1. 手すりを使用:特に初心者は必ず手すりを軽く握って安全を確保
  2. 姿勢を保つ:背筋を伸ばし、前傾姿勢にならないように注意
  3. 足全体で踏む:つま先だけでなく、足裏全体でしっかり踏み込む
  4. 膝の位置:膝がつま先より前に出ないよう意識する
  5. 呼吸を止めない:自然な呼吸を心がける(上りで吐く、下りで吸う)

レベル別トレーニングメニュー

初級レベル

運動習慣がない方・60代以上の方向け

目標:階段昇降に慣れ、安全に続けられる習慣を作る

週間スケジュール

  • 第1〜2週:1日1回、2階分(約30段)をゆっくり上る(手すり使用OK)
  • 第3〜4週:1日2回、2階分を上る
  • 第5週以降:1日3回、3階分(約45段)に挑戦

ポイント:無理をせず、休憩を挟みながら実施。痛みを感じたら即中止。

中級レベル

軽い運動習慣がある方・40〜50代の方向け

目標:心肺機能と筋力を効率的に向上させる

週間スケジュール

  • 第1〜2週:1日2回、5階分(約75段)を普通のペースで上る
  • 第3〜4週:1日3回、5階分を上る + 下りもゆっくり意識的に
  • 第5週以降:1日3回、7階分(約105段)+ 一段飛ばしを一部導入

ポイント:上りだけでなく、下りも筋トレ効果があることを意識。ゆっくり丁寧に。

上級レベル

運動習慣がある方・アスリート向け

目標:持久力と筋力を最大限に高める

週間スケジュール

  • 月・水・金:10階分(約150段)を3セット、一段飛ばし含む
  • 火・木:5階分をダッシュで2セット + ゆっくり5階分を2セット
  • 土:15階分(約225段)を連続、ペース走
  • 日:積極的休息(軽いストレッチ)

ポイント:インターバルトレーニングを取り入れ、心肺機能を限界まで高める。

時間がない方へ:細切れ運動のススメ

まとまった時間が取れない方は、「細切れ運動」が効果的。通勤時、買い物時、オフィスビルで──1日の中で階段を使う機会を意識的に増やすだけでOK。カナダのマックマスター大学の研究では、数分間の階段昇降を1日に何度か行うだけでも、筋肉や心臓血管の健康を改善できることが示されています。

安全に続けるための注意点

こんな時は中止してください

  • 膝や腰、足首に鋭い痛みを感じた時
  • めまいや吐き気、動悸が激しい時
  • 階段が濡れている、暗い、手すりがない時
  • 体調不良や睡眠不足の時
  • 食後すぐ(最低30分は空ける)

膝を守るためのコツ

  • 上りよりも下りの方が膝への負担が大きいことを意識
  • 下りる時は特にゆっくりと、足裏全体で着地
  • 膝のサポーターを活用(不安がある方)
  • 週に1〜2日は休息日を設ける
  • トレーニング後は必ずストレッチ

いつ実施するのがベスト?

朝:代謝が上がり、1日のエネルギー消費量が増加
昼:体温が高く、筋肉が動きやすい
夕方:筋力が最も発揮される時間帯

結論:ライフスタイルに合わせて継続できる時間帯が最適です。

よくある質問(FAQ)

階段昇降は1日何分やれば効果がありますか?
科学的研究によると、1日10分の階段昇降でも十分な効果が期待できます。カナダのマックマスター大学の研究では、わずか数分間の階段昇降でも筋肉や心臓血管の健康を改善できることが示されています。初心者の方は1日5分から始めて、徐々に10〜15分に増やしていくことをおすすめします。重要なのは継続することです。
ロコモティブシンドロームとは何ですか?
ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ)とは、骨、関節、筋肉などの運動器の機能が衰えることで、立つ・歩くなどの移動機能が低下した状態です。進行すると要介護や寝たきりのリスクが高まります。日本整形外科学会が2007年に提唱した概念で、早期発見・早期対策が重要です。主な原因疾患は「骨粗鬆症」「変形性関節症」「脊柱管狭窄症」の3つです。
階段昇降で膝を痛めることはありませんか?
正しいフォームと適切な強度で行えば、膝への負担は最小限に抑えられます。重要なポイントは:①手すりを使用する、②ゆっくりとした動作で行う、③膝がつま先より前に出ないようにする、④痛みがある場合は無理をしない、などです。特に下りの方が膝への負担が大きいため、下りは特に慎重に。既に膝に痛みがある方は、医師や専門トレーナーに相談してから始めることをおすすめします。
何歳から階段トレーニングを始めるべきですか?
ロコモ予防は40代から始めることが理想的です。筋力低下は40歳頃から始まり、50代での対策が将来の健康寿命を大きく左右します。ただし、何歳から始めても遅すぎることはありません。60代、70代の方でも、ご自身の体力レベルに合わせた安全な方法で始めることができます。重要なのは、無理をせず、継続できるペースで取り組むことです。
階段昇降と普通のウォーキングはどちらが効果的ですか?
階段昇降の方が運動強度が高く、短時間で効果的なトレーニングができます。階段昇降の運動強度は3.5メッツで、平地歩行の約1.5倍。さらに、階段昇降は下半身の筋力、特に大腿四頭筋、大殿筋、ハムストリングスを効果的に鍛えられます。一方、ウォーキングは低負荷で長時間続けやすいという利点があります。理想は両方を組み合わせること。例えば、週3回は階段昇降、他の日はウォーキングという形です。
雨の日や冬でも階段トレーニングはできますか?
はい、天候に左右されずにトレーニングできるのが階段昇降の大きなメリットです。マンションやビルの屋内階段、駅の階段、商業施設の階段など、身近な場所で年中実践できます。自宅に階段がある場合は、踏み台昇降運動として活用することも可能。ただし、屋外の階段を使用する場合は、雨や雪で濡れている時は滑りやすいので避けてください。
調布市でロコモ予防のサポートを受けられる場所はありますか?
調布市国領にあるTHE FITNESSでは、個別の体力レベルに合わせたロコモ予防プログラムを提供しています。遺伝子検査に基づいた科学的トレーニング指導、専門トレーナーによる正しいフォーム指導、栄養面からのトータルサポートなど、確実に結果を出すためのサポート体制が整っています。オンラインセッションも対応可能ですので、府中市、狛江市など近隣地域の方もお気軽にご相談ください。営業時間は9:00〜23:00、電話番号は070-1460-0990です。

参考文献

  1. 日本老年医学会「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」
    https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/publications/other/pdf/review_geriatrics_49_393.pdf
  2. 厚生労働省研究班「エビデンスに基づいたロコモティブシンドロームの対策におけるマニュアル」
    https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/download_pdf/2021/202109013A.pdf
  3. 産経新聞100歳時代プロジェクト「速歩より階段の上り下り 筋力維持」
    https://100ages.sankei.com/others/news/20200220/otr2002200001-n1.html
  4. J-STAGE「骨粗しょう症・ロコモティブシンドロームの予防に向けた中年期からの食育」
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/shokuiku/11/1/11_35/_pdf
  5. 健康長寿ネット「ロコモティブシンドロームの予防」
    https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/locomotive-syndrome/yobou.html

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本記事は科学的研究に基づいた情報を提供していますが、個人の体質や健康状態により効果は異なります。
運動開始前には医師にご相談することをお勧めします。

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