目次
糖質で太るタイプ・脂質で太るタイプの見分け方
体質別の食事・運動対策を科学的に解説
🔵 糖質代謝タイプ(インスリン感受性低下型):糖質制限+高強度筋トレ・HIITが有効。食後の眠気・甘いものへの依存感が強い人は要チェック
🟠 脂質代謝タイプ(脂質代謝効率低下型):脂質制限+中強度有酸素運動が有効。揚げ物・乳製品で体重が増えやすい人は要チェック
🔬 判定は「セルフチェック10項目」で(SEC02参照)。より正確には遺伝子検査でタイプを確定できます(SEC08参照)
SEC01 糖質・脂質で太るタイプとは何か糖質で太るタイプ・脂質で太るタイプとは何か?仕組みから理解する
インスリン感受性と脂質代謝が「太りやすさ」を決める
食事から摂取した栄養素は、体内でエネルギーとして使われるか、脂肪として蓄積されるかに振り分けられます。その振り分けに関わるのが主に2つのメカニズムです。
インスリン感受性が低い(インスリン抵抗性が高い)と、血糖を処理するためにインスリンが過剰分泌され、余剰な糖質が脂肪として蓄積されやすくなります。血糖スパイクが繰り返されると、グルコースが中性脂肪に変換されて体脂肪として蓄積されます。
リポタンパクリパーゼ(LPL)活性が高く、食事から摂取した脂質を脂肪細胞に取り込む効率が高い体質です。糖質を減らしてもなかなか体重が落ちないのに、揚げ物や乳製品を食べると体重が増えやすいという特徴があります。
SEC02 セルフチェック10項目【セルフチェック10項目+根拠付き】自分はどちらのタイプか見分ける
糖質代謝タイプのチェック(①〜⑤)
脂質代謝タイプのチェック(⑥〜⑩)
チェック結果の読み方
→ SEC03の食事対策・SEC05の運動対策を優先してください
→ SEC04の食事対策・SEC06の運動対策を優先してください
→ 「食べた後に体重増加・体調悪化が大きい食品がどちらか」で優先タイプを仮決定し、4週間試して結果を見ます
→ まず総摂取カロリーの管理と週3回以上の筋トレを基本として取り組んでください
体質から設計するパーソナルトレーニング
遺伝子検査×18年の指導経験で、あなたの糖質代謝・脂質代謝のタイプを特定し、体質に合った食事・運動プログラムを国領駅徒歩8分・完全個室でご提案します。
無料カウンセリングを予約する →SEC03 糖質代謝タイプの食事対策糖質代謝タイプの食事対策|考え方と食品選びの方向性
糖質の「量」と「質」を同時に管理する
糖質代謝タイプの食事対策の基本は、糖質の総量を抑えながら、血糖スパイクを起こしにくい食品を選ぶことです。白米→玄米・雑穀米、食パン→全粒粉パン・ライ麦パン、うどん→蕎麦・パスタといった置き換えが基本の方向性です。
✅ 積極的に摂りたい食品
| 玄米・雑穀米・蕎麦 |
| 鶏むね肉・白身魚・豆腐・卵 |
| ブロッコリー・きのこ・葉物野菜 |
| オートミール・アボカド・ナッツ(少量) |
⚠️ 極力避けるべき食品
| 白米・餅・うどん(単品) |
| 菓子パン・砂糖入り飲料・スイーツ |
| ラーメン・丼もの(大盛り) |
| アルコール(特にビール・日本酒) |
SEC04 脂質代謝タイプの食事対策脂質代謝タイプの食事対策|考え方と脂質の種類別ガイド
脂質の「量」より「質」を先に管理する
脂質代謝タイプの食事対策で最初に取り組むべきは、脂質の種類を意識することです。脂質を一律に減らすのではなく、「避けるべき脂質」と「積極的に摂りたい脂質」を区別することが重要です。
| 脂質の種類 | 食品例 | 方針 |
|---|---|---|
| 積極的に摂りたい(不飽和脂肪酸) | 青魚(DHA・EPA)・オリーブオイル(オレイン酸)・アボカド・ナッツ類・亜麻仁油・えごま油 | 炎症を抑え代謝改善に働く |
| 避けるべき(飽和脂肪酸・トランス脂肪酸) | バター・ラード・脂身の多い肉・揚げ物・マーガリン・ショートニング含む菓子パン・ファストフード | LPL活性が高い体質では特に脂肪蓄積につながりやすい |
✅ 積極的に摂りたい食品
| 青魚(サバ・イワシ・サーモン) |
| 鶏むね肉・ささみ(皮なし)・豆腐 |
| 野菜・きのこ・海藻・オートミール |
| オリーブオイル(少量)・アボカド |
⚠️ 極力避けるべき食品
| 揚げ物全般・フライ |
| バター・生クリーム・チーズ(大量) |
| マーガリン・ショートニング含む菓子パン |
| 脂身の多い肉・ファストフード |
SEC05 糖質代謝タイプの運動対策糖質代謝タイプの運動対策|高強度トレーニングが有効な理由
GLUT4とインスリン感受性改善のメカニズム
糖質代謝タイプに高強度トレーニングが有効な理由は、GLUT4(グルコース輸送体4)の細胞膜への移行が促進されるからです。高強度の筋収縮が起きると、インスリンに依存せずにGLUT4が筋細胞膜に移行し、血糖を筋肉内に取り込む効率が上がります(Richter & Hargreaves, 2013 / PMID:23899560)。
💪 高強度の筋トレ(複合種目中心・週3〜4回):スクワット・デッドリフト・ベンチプレスなど大筋群を動かす複合種目でGLUT4移行を最大化
⚡ HIIT(週1〜2回):高強度インターバルトレーニングで筋グリコーゲン消費を促進
⚠️ 長時間の低強度有酸素運動は補助的な位置づけにとどめること(コルチゾール上昇→筋量低下リスク)
SEC06 脂質代謝タイプの運動対策脂質代謝タイプの運動対策|中強度有酸素が有効な理由
脂肪酸β酸化が最大化される運動強度
脂質代謝タイプに中強度有酸素が有効な理由は、脂肪酸のβ酸化(脂肪をエネルギーとして燃焼するプロセス)が最も促進されるのが中強度運動時(最大心拍数の60〜70%)だからです。高強度すぎると糖質がエネルギー源として優先され、脂肪燃焼の比率が下がります。
🚶 中強度の有酸素運動(週4〜5回・40〜60分):速歩・サイクリング・水泳など最大心拍数60〜70%での運動で脂肪燃焼を最大化
💪 補助的な筋トレ(週2〜3回):有酸素運動だけを続けると筋量が落ちて基礎代謝が低下するため、筋トレを組み合わせて代謝を維持
⚠️ 有酸素単独は長期的に代謝低下を招く。必ず筋トレとの組み合わせを
SEC07 体質別・食事+運動の方向性まとめ体質別・食事+運動の方向性まとめ
| 項目 | 糖質代謝タイプ | 脂質代謝タイプ | 複合タイプ |
|---|---|---|---|
| 主な管理対象 | 糖質(GI値管理) | 脂質(質と量の管理) | 両方を中程度に制限 |
| 食事の優先事項 | 食事順序・低GI食品 | 脂質の種類・調理法 | 両方を少しずつ調整 |
| 主な運動 | 高強度筋トレ・HIIT | 中強度有酸素・補助的な筋トレ | 筋トレ優先+有酸素週2〜3回 |
| 太りやすい食品 | 白米・甘い飲み物・菓子パン | 揚げ物・バター・脂身の多い肉 | 両方の過剰摂取 |
| 注意すべき外食 | ラーメン・丼もの・スイーツ | 揚げ物定食・クリーム系パスタ | 天丼・カツ丼・グラタンなど |
SEC08 遺伝子検査で体質を確定するセルフチェックで判断できない場合|遺伝子検査で体質を確定する方法
遺伝子検査でわかること・わからないこと
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| わかること | ACTN3遺伝子(筋繊維タイプ・瞬発力vs持久力の傾向)、ACE遺伝子(心肺機能・持久力の傾向)、脂質代謝・糖質代謝に関わる遺伝子多型など |
| わからないこと | 今後の体重変化の予測、目標達成までの具体的な数値。遺伝子はあくまで「傾向」を示すものです |
体質を知ることがダイエット成功の近道になる理由
私がロサンゼルスで15年間トレーナーとして指導してきた経験の中で、最も成果が出にくかったケースのひとつが「自分の体質を知らないまま、流行りのダイエット法を試し続ける」パターンでした。糖質代謝タイプの方が脂質制限ばかりを繰り返したり、脂質代謝タイプの方が高強度トレーニングを無理に続けたりして、半年以上成果が出ずに諦めてしまうケースを何度も見てきました。日本での指導も合わせると18年間、体質別アプローチの精度は年々上がっていますが、遺伝子検査データが加わることで「なぜこの人にはこの食事・運動が合うのか」の根拠が格段に明確になります。
よくある質問
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SEC09 まとめまとめ
「糖質で太るタイプ・脂質で太るタイプ」の違いは、インスリン感受性とLPL活性という生理的なメカニズムによるものです。体質を無視したまま流行りのダイエット法を試し続けても成果が出にくい理由はここにあります。
- セルフチェック10項目で自分のタイプの傾向を把握:食後の眠気・甘いものへの衝動が強い人は糖質代謝タイプ、揚げ物・乳製品で体重が増えやすい人は脂質代謝タイプの可能性が高い
- タイプ別に食事の主な管理対象を変える:糖質代謝タイプはGI値の管理と食事順序、脂質代謝タイプは脂質の種類と調理法の見直しが基本(Després & Lemieux, 2006 / PMID:17167477)
- タイプ別に運動の種類と強度を変える:糖質代謝タイプは高強度筋トレ+HIIT(GLUT4活性化)、脂質代謝タイプは中強度有酸素+補助的な筋トレ(β酸化最大化)(Richter & Hargreaves, 2013 / PMID:23899560)
- 自分の体質を知ることがダイエットの「遠回り」をなくす最短ルート:より正確なタイプ確定には遺伝子検査が有効
体質から設計するパーソナルトレーニング
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| 所在地 | 〒182-0022 東京都調布市国領町4-51-6 アムール国領 B1F |
|---|---|
| 最寄り駅 | 京王線 国領駅 徒歩8分 |
| 営業時間 | AM 9:00 ~ PM 23:00(不定休) |
| 電話 | 070-1460-0990 |
| 公式サイト | https://thefitness-personal.jp/ |
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参考文献・科学的根拠
- 1Borghouts LB, Keizer HA. “Exercise and Insulin Sensitivity: A Review.” Int J Sports Med. 2000 Jan;21(1):1-12. doi:10.1055/s-2000-8847. マーストリヒト大学による運動とインスリン感受性の包括的レビュー。運動後16時間以上にわたるGLUT4移行促進・インスリン感受性改善のメカニズムを整理。本記事の「GLUT4と高強度トレーニングの根拠」「体質改善の科学的根拠」として引用。 PMID:10683091
- 2Després JP, Lemieux I. “Abdominal obesity and metabolic syndrome.” Nature. 2006 Dec 14;444(7121):881-887. doi:10.1038/nature05488. ラバル大学Després教授らによるレビュー。腹部肥満・インスリン抵抗性・LPL活性と代謝症候群の関連を解説。特に内臓脂肪蓄積とインスリン抵抗性の連鎖メカニズムを詳述。本記事の「糖質代謝タイプの内臓脂肪蓄積傾向」「脂質代謝タイプのLPL活性」の根拠として引用。 PMID:17167477
- 3Richter EA, Hargreaves M. “Exercise, GLUT4, and Skeletal Muscle Glucose Uptake.” Physiol Rev. 2013 Jul;93(3):993-1017. doi:10.1152/physrev.00038.2012. コペンハーゲン大学Richterらによる最新の権威あるレビュー。筋収縮によるGLUT4移行の分子メカニズム(AMPK・Ca²⁺・NOS経路)を網羅。継続トレーニングによるGLUT4発現増加とインスリン作用改善の根拠として引用。本記事の「糖質代謝タイプに高強度筋トレが有効な理由」として引用。 PMID:23899560
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