健康に美しく痩せる方法

健康に美しく痩せる方法

女性の永遠のテーマであるダイエット。
無理をして健康を害し、肌がボロボロになるような栄養の偏ったダイエット方法では長続きしない上に、リバウンドの危険性も高く、美しくはなれません。
この記事では管理栄養士が、「女性が健康に美しく痩せる方法」についての極意と実体験にも触れながら、健康に美しく痩せる具体的なダイエット法3選をご紹介していきます。
ぜひ最後まで、お付き合いください。

目次

ダイエットのメカニズム

まずダイエットをして体重を減らすためには、消費カロリーを摂取カロリーよりも上回ることが大前提です。 消費カロリーは、基礎代謝量と運動量の合計です。 日本人の食事摂取基準2020によると、参照された体重による基礎代謝量は約1110〜1600kcalほど。ここに身体活動レベルをI〜Ⅲにわけ、真ん中のⅡレベル(座位中心だが、職場内での移動や立位での作業・接客業、通勤・買い物での歩行、家事、軽いスポーツ、のいずれかを含む場合)での推定エネルギー必要量は18〜64歳女性で約2000kcal。 一度の食事で約650kcal以内に抑える計算になります。 また、体重1kgを減らすには約7200kcalを消費しなければなりません。 無理をして急激な体重減少は健康を害し、後にリバウンドを引き起こす可能性が高くなってしまうため避けるようにしましょう。 理想は、「現在の体重の5%以内を落とすこと」。 つまり現体重50kgの人は1ヶ月で2.5kg。60kgの人は3kg程度が目安とされています。 今回は3kgを落とす計算で考えていきます。 そうすると消費しなければならないカロリーは7200(kcal)×3(kg)=21600kcal。 1日あたりにすると21600kcal÷30(日)=約720kcalになります。 これを1日の食事と運動で消費する必要があります。

美しく体重を減らすための極意

健康的に痩せるには、先述したように「現在の体重の5%以内を落とすこと」が大切です。
では美しく痩せるにはどうしたら良いでしょう。
その極意は、すばり「彩りのよい食事にすること」「調理法に気をつけること」です。

「彩りのよい食事にすること」

先述したようにビタミンは脂溶性と水溶性朝食は時間がないから、牛乳をかけたシリアルとバナナなどの果物だけで済ませちゃうなんて方は、一日の三食の中で足りない「色」に気をつけていればOKです。
正直、何にどれだけの炭水化物やタンパク質、脂質が含まれているのかカロリーはどれくらいなのかは素人には難しいです。
でも色だったらどうでしょう?色彩異常がなければ、食事を彩りよくするのは簡単ですよね。
食べる料理を見て、白や茶色、緑、赤、黄色など様々な色があれば自然と栄養バランスが整います。
先ほどの例で言うと。朝に牛乳をかけたシリアル(白、茶)と果物のバナナ(黄)を食べたから、昼は(緑)や(赤)の多い、チンジャオロースにして、夜はひじきご飯(黒)と具沢山のスープなんかにしたらいいですね。
彩りの良い食事を意識すると、簡単に満遍なく栄養素が取れるため、自然と健康で美しく痩せることに繋がります。

調理法に気をつける

カロリーを抑えるうえで、意識してほしいのが「調理法」です。
同じ肉料理なら、揚げたトンカツより、焼肉。
焼肉より、しゃぶしゃぶが望ましいです。
つまり、油を使用して揚げる・焼くという調理法は避け、できるだけ蒸す・煮るなど食材の余計な脂を落としてくれる調理法を選べば良いのです。
ダイエットだからといって、食事を抜いたりするのは逆効果です。
なぜなら身体は飢餓状態になると、エネルギーの消費を弱め、体力を温存しようし、痩せづらい体質になってしまうからです。
献立を考えるときは、使用する食材だけでなく調理法にも意識をすることでヘルシーかつ、美しく痩せることができるのでおすすめです。

具体的なダイエット方法おすすめ3選

下半身の筋肉量を増やし、基礎代謝量をあげる

少し話は反れますが、あなたが貯金をしたいときまずは家計のどの項目から見直すでしょうか?そう、「固定費」ですよね。
これをダイエットで置き換えると、固定費は「基礎代謝量」と考えます。
つまりこの基礎代謝量を見直せば、ダイエット成功へ大きく近づけます。
ではこの基礎代謝量を高めるにはどうしたら良いのでしょうか?
それはズバリ、「筋肉量を増やすこと」です。それもなるべく面積の大きな筋肉を鍛えましょう。より効率がアップします。
おすすめは、大腿四頭筋(前太もも)・下腿三頭筋(ふくらはぎ)・ハムストリングス(裏太もも)・大臀筋(お尻)などの下半身を強化すること。
早速ジムに行かなきゃ!とお金と時間を費やさなくても大丈夫です。
ジムに通うのが好きで、頑張れる方はすでにダイエットに成功していることでしょう。
今の生活より少しだけ、歩く時間を増やしたり、歩幅を大きくしてみたり、お風呂上りにスクワット10回から始めてみてください。
筋肉は一度の運動では大きくなりません。
毎日継続して負荷をかけ、地道にコツコツすることが大切です。
未来への自分への投資だと思って、一緒に筋肉貯金をしていきましょう。

一日一食をスープに置き換える

健康に美しく痩せるダイエットで一番おすすめしているのが、「野菜スープの置き換えダイエット」です。
手軽で、好きな野菜を好きなだけ入れて、好きな味付けでOK。調理も具材を切って、鍋に入れ放置するだけなので簡単です。
ここでポイントなのは、野菜の他に足していい食材は豆腐や卵、魚のみ。
肉類の場合は、一度で約50kcal程度に収まるようハムなら2枚、ウインナーなら1本が目安にします。
スープなら身体も温め、満足感もあり、何より水に溶け出てしまう水溶性ビタミン(ビタミンC)を余すことなく補給することができます。
ビタミンCは美肌効果や風邪予防には欠かせません。
中でもイチオシのスープは「ミネストローネ」
基本好きな野菜で構いませんが、より健康に美しくしたいのいであれば食物繊維が豊富な、レタスやごぼう、きのこ類も加えると腸内環境も改善し、お肌の調子も自然とよくなりますよ。
また特筆すべきは、トマト。トマトに含まれるリコピンは、加工して食べた方が吸収率も高く、熱に比較的強いため生で食べるより、スープにした方が効果を期待できます。
2012年に京都大学の研究では肥満のマウスを対象とした実験で、トマトから脂肪肝や血中中性脂肪改善に有効な健康成分「13-oxo-ODA」を発見したとの報告があります。
特にトマトジュース中にこの成分を多く含むことから、トマトジュースを使用して調理するとよりダイエットに有効的であると考えられます。
他にもトマトには、抗酸化作用のビタミンE、余分な塩分を排出するカリウム、腸内環境をととのえる食物繊維などをバランスよく含むことから、ミネストローネは健康に美しく痩せるためには最適なスープといえます。
おすすめの置き換え時間は、活動量が減り体重に直結しやすい夜ですが、ライフスタイル上難しければ、朝や昼での置き換えでも問題ありません。

体重を毎日計り、記録をつける

できれば朝一番か、お風呂に入る前など同じ時間帯に毎日体重を計り、記録をつけてください。
今は体重管理のアプリもあり、数字を入力するだけでグラフかされ視覚的にもわかりやすくモチベーションを保ってくれます。
実際に現在私もこのレコーディングダイエットを10年以上続けています。
計るだけですが、この習慣によって食べすぎた日は翌日に取り返そうと食事を控えめにしたり運動を増やしたりと自然にできるようになりました。
続けられない人は、ブログやSNSでダイエット記録を不特定多数の目に触れるようにすると続けやすいですよ。

まとめ

「女性が健康に美しく痩せる方法」についての極意と実体験にも触れながら、健康に美しく痩せる具体的なダイエット法3選をご紹介していきました。
健康に痩せるためには「現在の体重の5%以内を落とすこと」。
そしてかつ、美しく痩せるための極意は「彩りのよい食事にすること」と「調理法に気をつけること」。
赤・緑・黄・茶・黒・白など彩りを意識することで自然と栄養バランスが調うことをお伝えましました。また調理法も、油を使用して揚げる・焼くという調理法は避け、できるだけ蒸す・煮るなど食材の余計な脂を落としてくれる調理法を選ぶことでより、健康で美しく痩せることに繋がります。
具体的なダイエット方法としては、下半身の筋肉量を増やし、基礎代謝量をあげることや一日一食をスープに置き換えること、体重を毎日計り、記録をつけることをあげました。
ご紹介したのはどれも、明日から誰でも簡単に実践できるものばかりです。
これらを参考に、多くの方が今より健康で美しく痩せられることを願っております。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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