ノルディックダイエットとは、ノルディックウォークを用いたダイエット法です。
体への負担が少なく、脂肪を効率よく燃焼させることから老若男女問わず人気の有酸素運動です。
ノルディックウォークは、全身の90%もの筋肉を使用するエクササイズです。
通常のウォーキングと比べ消費量がおおく、メタボリックシンドロームやダイエット効果があると注目されています。
目次
ノルディックウォーキング発祥地は?
発祥地は、北欧・フィンランドで1997年に発祥したトレーニングです。
ノルディックウォーキングは夏場のトレーニングとして考えられたものです。
本場フィンランドでは、総人口の約2割の人たちが楽しんでいるスポーツです。
現在では、世界40ヵ国の国々でノルディックウォーキングが親しまれています。
しかし、日本ではまだまだ知名度が低いのが現状です。
ノルディックウォーキングとは?
スキーストックのようなポールを両手に持ち、ポールを突きながらウォーキングするスタイルのことです。
また、体力や健康の維持増進、ダイエットなどなど、季節を問わず効果的な有酸素運動が行えるのが特徴です。
ダイエットの魅力とは?
手軽にはじめられ、メリハリのある引き締まった美ボディを手に入れることが出来るからです。
まずは、ストレッチで柔軟性を高め、筋トレで筋肉を増やす。
有酸素運動による脂肪燃焼が促されるということ。
効果的に体重を落とすことができます。
1番の魅力は、ストックを使って1時間歩くだけで、一度にストレッチ、有酸素運動、筋トレができてしまうことです。
非常に効率的だと思いませんか。
どこに効果がでるの?
ノルディックウォーキングの消費エネルギーは、通常のウォーキングの約1.2倍と言われています。
それでは、効果が考えられる部位と理由解説をしていきます。
バストアップ効果
理由⇒背筋を伸ばし、歩くことによりお腹や肩回りの筋肉を使うため。
ヒップアップ効果
理由⇒足を大きく前にだすと、後ろ足の筋肉が伸びるため。
二の腕シェイプアップ効果
理由⇒ポールを押し、腕を使うことで二の腕の筋肉を使うため。
インナーマッスルの強化
理由⇒日常的に筋肉を使うことにより、筋肉が鍛えられるため。
たるみ解消
理由⇒上半身を使うことで、上腕筋を引き締め、たるみを解消。
全身の筋肉を使うため、その他部位にも効果があるでしょう。
また、ダイエット効果以外にも「血行改善」「全身筋トレ」「認知症予防」「リハビリ」などにも効果があります。
必要なものは?
- ウォーキングシューズ
ウォーキングをするならやはりウォーキングシューズを購入しましょう。
※普通の運動靴も使用可。
しかし、ランニング等とウォーキングでは使う足の裏の位置が異なります。
- ポール
ノルディックウォーキング専用ポール又は、トレッキングポールが必要です。
付け加えると、伸縮部にショック吸収機構がついているものが最適です。
コンパクトに収納できるタイプや長さの調整ができるタイプなどあります。
お店で必ず試着してフィットするか、確認してから購入してください。
靴に関してはあう、あわないがありますので注意が必要です。
歩き方とは?
ノルディックウォークの歩き方は、大きく2つに分けることができます。
- ポールを推進力として用いて、運動効果の増大を目的としたウォーキング法です。
「アグレッシブな歩き方」といえます。
こちらは、運動経験のない方や関節に不安を感じている人、病気やケガからのリハビリテーション向けです。
ゆっくり歩くことが目的で、通常の歩行と同等かそれ以上のカロリー消費が可能。
- ポールを用いることで体を支え、安定的にバランス良く歩くことを目的としたウォーキング法です。
「ディフェンシブな歩き方」といえます。
こちらは、ウォーキング熟練者や運動強度を高めたい人の体力アップ向けです。
力強く推進力を加えて続けるように使うことが大切です。
正しい歩き方とは?
効果的なエクササイズをするには、正しい歩き方をしなくてはなりません。
正しい歩き方とは、足のかかとから接地し、親指の付け根に体重をかけ、重心を移動することです。
そうすることにより足の裏全体を使う歩き方となります。
結果、足裏の血行が改善され、脚部の代謝物の循環が促され、足のむくみも解消できます。
ポールの長さ、種類の選び方は?
ノルディックウォーキングを行う際のポールの長さの目安です。
長すぎても短すぎてもよくありません。
運動効率が落ちてしまいます。
- 身長別サイズ割
ポールの長さ | 身長 |
100 cm | 145cmから155cm |
105 cm | 145cmから155cm |
110 cm | 165cmから175cm |
115 cm | 175cmから180cm |
120 cm | 180cmから190cm |
125 cm | 190cmから195cm |
続いてポールの種類です。
ノルディックウォーキングポールは、大きく2つです。
伸縮する伸縮タイプ、伸縮しない一本物タイプの2種類です。
それぞれに特徴があります。
伸縮タイプ
アルミシャフト部分、2段階(3段階)に調節可能。
持ち運びに便利で使いまわす事も可。
1本物タイプ
カーボン素材を使用したシャフト、非常に軽く、丈夫です。
地面に付いた時の衝撃が少なく、肩や肘への負担が少ないのが特徴てです。
さぁはじめよう!
道具や歩き方がわかったら初めてみましょう。
健康とダイエット効果に期待できるスポーツです。
なおかつ、正しい歩き方も習得できるのです。
ポイント1
普段歩く歩幅よりも、若干大きく、意識するとこ。
腕を胸の高さまで大きく振ると自然に歩幅が広くなります。
ポイント2
ポール操作に慣れるまでは、どうしても動作がスムーズにいきません。
自然に歩くためにも、ウォーキングの流れを大切にしながら歩きましょう。
ポイント3
踏み出した時に、ポールが推進力となり歩きやすくなります。
上半身でリズムをとり、ポールを後方へ。
ポイント4
身体が十分に慣れてきたら、ポールをつく場所や姿勢などを変え、運動負荷を高めていきましょう。
歩き方によって、健康増進やリハビリ、姿勢矯正を目的とした、運動の効率に変化があります。
運動前後のストレッチを忘れずに!
通常のウォーキングと異なり、上半身の運動効果が期待できるノルディックウォーキング。
他のスポーツ同様に、運動前後のストレッチも入念に行いましょう。
ポールを利用したストレッチを行うとより効果的です。
呼吸を止めず、ゆっくりと筋肉が伸びることを意識しながらストレッチしていきましょう。
まとめ
ノルディックダイエットについてまとめてみました。
ポールを用いて歩くことで脚部、とくに膝関節の負担が減るノルディックウォーキングは、通常のウォーキングより長く続けられます。
運動の持続が楽にできるノルディックウォーキングで、ダイエットやシェイプアップを楽しみながらできます。
また、効果についてもご理解いただけたのではないでしょうか。
「脂肪燃焼効果」「二の腕シェイプアップ」「ヒップアップ」などなど…楽しく体を動かしながらダイエットをしましょう。
いつまでも健康で若々しくいたい人必見です!
気になる方は、是非初めてみてはいかがでしょうか。