筋肉痛は「頑張った証拠」ですが、長引かせるのは損です。回復が遅れると次のトレーニングが詰められず、筋肉量の向上も止まります。この記事では「なぜ痛むのか」のメカニズムから「何をいつ食べるか」の実践まで、科学的根拠に基づいてまとめます。

1〜2
EPA・DHA摂取による
回復短縮(Tartibian 2011)
30〜60
筋タンパク合成が
最大化されるゴールデンタイム
2,900mg
さば水煮缶1缶の
EPA+DHA量
QUICK ANSWER:筋肉痛を早く治す食事の核心3点
①トレーニング後30〜60分以内にタンパク質20〜40g+抗酸化食材を組み合わせて摂る
②EPA・DHAを含む青魚やサプリで炎症性サイトカイン(IL-6・TNF-α)を抑制する
③ビタミンC・E・ポリフェノールを毎食意識して活性酸素を中和する

SEC01 MECHANISM筋肉痛が長引く本当の理由——活性酸素と炎症のメカニズム

DOMSとは何か・活性酸素が大量発生する仕組み

筋肉痛(DOMS:遅発性筋肉痛)は、筋線維の微細損傷とそれに伴う炎症性サイトカインの放出によって起こります。「乳酸が原因」という説は現在では否定されており、実際の原因は筋線維の物理的損傷と修復過程で生じる炎症反応です。

段階起きていること食事での介入ポイント
トレ中ATP急速消費→電子伝達系から活性酸素(ROS)が大量発生ビタミンC・Eの事前充填で処理能力を確保
トレ後0〜24hマクロファージが損傷部位に集結→急性炎症(必要な段階)タンパク質供給でアミノ酸を確保
24〜72hDOMSのピーク。慢性炎症に移行すると回復が遅れるEPA・DHAで炎症性サイトカインを抑制
72h〜衛星細胞が増殖→新しい筋線維の形成ポリフェノール・ビタミンCで酸化ストレスを中和
回復を妨げる食習慣:加工食品・トランス脂肪酸・アルコール・過剰な精製糖質はいずれも炎症性サイトカイン(IL-6・TNF-α)の産生を促進します。「何を食べないか」と「何を食べるか」の両輪で初めて回復が加速します。
今日からできること:まず「トレーニング後のアルコールとジャンクフードをやめる」1点から始めてください。これだけで炎症の長期化を防ぐ土台ができます。
筋トレで起きる筋萎縮と回復のメカニズム

SEC02 EVIDENCE抗酸化物質が筋肉回復を助ける科学的根拠

主要研究の効果データ

研究介入内容主な結果PMID
Tartibian et al. 2011EPA・DHAサプリ 4週間炎症マーカー(IL-6・CRP)有意低下・回復期間1〜2日短縮21358504
Howatson et al. 2010タルトチェリージュース(マラソン後)筋肉痛スコア・炎症マーカーが非摂取群より有意に低下。アントシアニンの抗酸化・抗炎症作用が主因19883392
Connolly et al. 2006タルトチェリージュース(システマティックレビュー)酸化ストレスの増大がDOMSの重症度と有意に相関。抗酸化物質摂取で痛みの持続時間と強度が軽減16790484
食事とサプリの使い分け:食事から摂る抗酸化物質は複数の成分が相乗効果を発揮します(例:ビタミンC+ビタミンE+ポリフェノールの組み合わせ)。サプリは単一成分を即効的に補う目的に向いています。理想的なのは食事で土台を作り、タイミング補完にサプリを活用する設計です。
今日からできること:週3〜4回のトレーニング日の夕食に、青魚(サバ・鮭)+緑黄色野菜を必ず組み込んでください。これだけで慢性的な炎症抑制の土台ができます。
【根拠】Tartibian et al.(2011)の研究で示された「EPA・DHA摂取による回復1〜2日短縮」は、EPA・DHAが炎症性サイトカイン(IL-6・CRP)の産生を抑制することで起こります。筋トレ後の炎症が「急性期で終わる」か「慢性化するか」の分岐点に、EPA・DHAが直接関与します。ネイチャーメイドは大塚製薬が品質管理しており、国内ブランドとして酸化度・EPA+DHA含有量の安定性が確認しやすい製品です。
【デメリット】 1粒あたりのEPA+DHA量を確認してから服用量を決める必要があります。抗凝固薬(ワーファリン・バイアスピリン)を服用中の方は必ず医師に相談してください。魚アレルギーがある方は藻類由来DHA(アルジェオイル)を選んでください。
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SEC03 SUPERFOODS筋肉回復に効く抗酸化食材7選——実数値つき比較表

可食部100gあたりの数値。出典:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」・農林水産省公開データをもとにTHE FITNESS整理。
順位食材主な抗炎症成分含有量(実数値)1食目安コスパ
まさば(生)EPA / DHA / タンパク質EPA:1,781mg / DHA:2,401mg / P:20.6g(100g)1切れ80g
しろさけ(生)タンパク質 / ビタミンD / アスタキサンチンP:22.3g / VD:32.0μg / VE:1.2mg(100g)1切れ80g
ブロッコリー(生)ビタミンC / ビタミンE / β-カロテンVC:140mg / VE:3.0mg / β-カロ:900μg(100g)1/4株80g
ほうれん草(生)β-カロテン / ビタミンC / 鉄β-カロ:4,200μg / VC:35mg / Fe:2.0mg(100g)1束100g
ブルーベリーアントシアニン約180〜250mg※(100g)1パック100g
くるみ(いり)ALA / ビタミンEALA:約9g / VE:1.2mg(100g)30g(7粒)
アーモンド(いり)ビタミンEVE:29.0mg(100g)※あらゆる食品トップクラス25g(約23粒)
※ブルーベリーのアントシアニンは成分表未収載。農研機構等の研究値を参照。

各食材の実践ポイント

①サバ缶:水煮缶(約190g)1缶でEPAが約1,600mg確保。コスパ最強・週3回を目安に。塩分が気になる方は水煮缶を選んでください。
②鮭:ビタミンD 32.0μg/100gは推奨量の約3.8日分。アスタキサンチン(抗酸化力ビタミンEの500〜1,000倍)も含む。
③ブロッコリー:加熱すると損失大(茹でで約50〜60%減)。電子レンジ・蒸し調理が必須。コラーゲン合成にも不可欠。
④ほうれん草:β-カロテン4,200μgは緑黄色野菜トップクラス。シュウ酸があるため茹でてから食べることを推奨。
⑥くるみ:ALA→EPA変換率5〜10%と低い。抗炎症効果を狙うなら青魚・フィッシュオイルとの併用が必要。
⑦アーモンド:25g(約23粒)でビタミンE推奨量(成人男性6.0mg)を十分超える。細胞膜の酸化を防ぎ筋線維の損傷拡大を抑制。
スーパーフード神話への注意:高価なスーパーフードを少量摂るより、安価なサバ缶・ほうれん草・ブロッコリーを毎日継続する方が回復効果は高いです。「まず3つ」としてサバ缶・ほうれん草・アーモンドを冷蔵庫に常備することを推奨します。
今日からできること:今日のスーパーでサバ水煮缶(150〜200円)・ほうれん草(100〜150円)・アーモンド(30g小袋)の3点を購入してください。週3回分の抗酸化食材の基盤ができます。
【根拠】筋肉痛を早く治すためにはタンパク質の「量」と「タイミング」が不可欠です。Naturecanはホエイ・植物性プロテインを展開するUKベースのサプリブランドで、トレーニング後30〜60分以内のゴールデンタイムに摂取するタンパク質源として活用できます。プロテインからアミノ酸(特にロイシン)が供給されることでmTOR経路が活性化し、損傷した筋線維の再合成が促進されます。食事でタンパク質を十分に確保できない日の補完手段として、1食あたり20〜25g程度のタンパク質を手軽に摂れるプロテインパウダーは有効な選択肢です。
【デメリット】 プロテインサプリはあくまで食事の補完です。食事でタンパク質が十分に摂れている場合に過剰に重ねると、腎臓への負荷増大のリスクがあります。1日の総タンパク質摂取量(体重×1.6〜2.5g)を超えないよう食事全体で管理してください。
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SEC04 TIMING筋肉痛回復を最大化する「タイミング」食事術

タイミング別・食事設計の基本

タイミング目的推奨食材
運動後30〜60分(最重要)筋タンパク合成・グリコーゲン補充鮭+ブロッコリー+白米(タンパク質20〜40g+抗酸化)
運動後2〜3時間(夕食)抗炎症・回復の継続サバ+ほうれん草+味噌汁
就寝前30分夜間修復の加速カゼインプロテイン+くるみ3〜4粒(ALAで抗炎症)
翌朝(回復日)慢性炎症の抑制継続鮭フレーク+卵+ブロッコリー
トレ後30〜60分が最重要な理由:Witard ら(2014)によると、1回の食事で筋タンパク質合成を最大化するタンパク質量は体重1kgあたり約0.4gです(体重60kgなら24g、70kgなら28g)。この量を抗酸化食材と一緒に摂ることで、筋合成と炎症抑制を同時に狙えます。
DOMSは24〜72時間後にピーク:トレーニング直後だけでなく翌日・翌々日も抗酸化食材を継続して摂ることが、慢性的な炎症の蓄積を防ぐ鍵です。「翌日の設計」まで考えることが回復を本当に早めます。
運動前に食べると逆効果な食材:高脂質食(揚げ物・バター多用)・高食物繊維食(生野菜大量)・カフェイン過多はいずれも消化に時間がかかり、トレーニング中の血流を消化管に奪われます。
今日からできること:「トレーニング後の1食」だけを先に設計してください。帰宅前にサバ缶1缶・冷凍ブロッコリーを電子レンジで温めるだけで、最低限の回復食が揃います。
【根拠】BCAAはトレーニング中に筋タンパク質の分解(異化)を直接抑制します。特にロイシン(必須アミノ酸)はmTOR経路を活性化し、タンパク質摂取後の筋合成スイッチを押す役割を担います。Scivation XTENDは1食あたりBCAA 7,000mg(ロイシン3,500mg・イソロイシン1,750mg・バリン1,750mg)を配合しており、運動中〜直後の筋タンパク質分解抑制のための摂取量として十分な水準です。電解質(L-グルタミン・シトルリンマレート)も配合されており、発汗による脱水補正も同時に行えます。
【デメリット】 甘味料(スクラロース・アセスルファムK)を含むため、人工甘味料を避けたい方には向きません。摂取量が多い場合は消化器系への刺激が出ることがあります。カフェインは含まれていませんが、成分によっては薬との相互作用がある場合があるため、服薬中の方は医師に確認してください。
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タンパク質の摂取量・タイミング完全ガイド

SEC05 AGE-SPECIFIC年代別・回復食事戦略と1週間モデルプラン

年代別の優先ポイント

年代主な課題食事での優先対応
30代仕事・生活ストレスによる酸化ストレス蓄積ポリフェノール(ブルーベリー・緑茶)+青魚の習慣化
40代mTOR感受性の低下(同化抵抗性の始まり)1回のタンパク質量を30〜40gに増量+ビタミンD(鮭)
50〜60代炎症の急性期→慢性期への移行リスク増大毎食(朝・昼・夕)に抗酸化食材を組み込む設計が必須

30代向け1週間モデルプラン(忙しい平日でも継続できる設計)

曜日夕食コア食材補足ポイント
サバ缶×ほうれん草炒め+白米10分以内に作れる時短メニュー
鶏むね肉×ブロッコリー×温泉卵タンパク質30g確保を優先
鮭ホイル焼き×きのこ×レモンビタミンD+クエン酸の組み合わせ
イワシ缶×豆腐×ネギ×味噌汁発酵食品で腸内環境も整える
鶏もも肉×パプリカ×オリーブオイル炒めビタミンC+良質脂肪の組み合わせ
サーモン丼×アボカド×ほうれん草週の抗炎症食材の総仕上げ
牛赤身肉×ブロッコリー×にんにく亜鉛・鉄・テストステロン維持
朝の補足:ヨーグルト+冷凍ブルーベリー(毎日5分で完成)

40代向け1週間モデルプラン(タンパク質量と吸収効率を最大化)

曜日夕食コア食材40代の補足ポイント
鮭×ほうれん草×きのこ×卵(タンパク質35g以上)ビタミンD×マグネシウムで筋合成感受性を上げる
マグロ赤身×ブロッコリー×豆腐DHA+植物性タンパクの組み合わせ
サバ塩焼き×れんこん×かぼちゃの煮物β-カロテン+ビタミンC+EPA
鶏むね肉×アーモンドソース×パプリカビタミンE最大化の組み合わせ
イワシ×大根おろし×豆腐鍋抗炎症成分を出汁ごと摂れる
牛赤身ステーキ×ブロッコリー×温玉クレアチン源+亜鉛補給
鮭×きのこ×ほうれん草のクリーム煮ビタミンD×B群×鉄の三重補給
朝の補足:卵2個+プロテイン20g+アーモンド15粒(タンパク質40g確保)

50〜60代向け1週間モデルプラン(毎食に抗酸化食材を組み込む設計)

曜日夕食コア食材50〜60代の補足ポイント
サバ×ほうれん草×豆腐鍋(EPA毎日確保)炎症抑制の継続が最優先
鮭×きのこ×ブロッコリー蒸しビタミンD×食物繊維×抗酸化3点セット
イワシ梅煮×大豆煮物×ほうれん草カルシウム×DHA×鉄の組み合わせ
鶏むね肉×アーモンド和え×パプリカ咀嚼しやすい形状に調理
タラ×ブロッコリー×かぼちゃのスープ消化しやすい白身魚でタンパク質確保
鮭×卵×ほうれん草×きのこの炒め煮週の抗炎症食材の集約
サバ缶×大根×豆腐×わかめ鍋関節・骨・筋肉を同時にケア
朝の補足:卵+納豆+ほうれん草×プロテイン(毎朝タンパク質35g以上)
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SEC06 RECIPES今日から作れる!筋肉回復レシピ3選——15分以内・PFCバランス付き

RECIPE 01
抗酸化サーモンボウル(EPA+ビタミンC+アスタキサンチン)
⏱ 10分 P 36g F 12g C 52g

材料(1人分):鮭(しろさけ)1切れ80g・白米150g・ブロッコリー80g・卵1個(温泉卵)・アボカド1/4個・醤油小さじ1・レモン汁少々

作り方:①ブロッコリーを電子レンジで2分加熱。②鮭は塩こしょうをして魚焼きグリルで8分。③丼に白米を盛り、鮭・ブロッコリー・アボカド・温泉卵をのせる。④醤油とレモン汁を回しかけて完成。

ポイント:ブロッコリーは電子レンジ調理でビタミンCの損失を最小化(茹でると50〜60%減少)。レモン汁でビタミンCを追加し、抗酸化力をさらに高めます。
RECIPE 02
サバ缶×ほうれん草×アーモンドのパワーサラダ(EPA+β-カロテン+ビタミンE)
⏱ 5分 P 28g F 18g C 8g 1食コスト約350〜400円

材料(1人分):サバ水煮缶1缶(190g)・ほうれん草1/2束(100g)・アーモンド15粒(約15g)・玉ねぎ1/4個・オリーブオイル小さじ2・塩こしょう少々

作り方:①ほうれん草は熱湯で30秒茹でて水気を切り、食べやすく切る。②玉ねぎは薄切りにして水にさらす。③サバ缶は汁を切る。④すべてを合わせてオリーブオイル・塩こしょうで和えてアーモンドを散らして完成。

ポイント:サバ缶1缶でEPA約1,600mg・タンパク質約26gを一度に確保。アーモンドがビタミンEを補完し、ほうれん草のβ-カロテン・ビタミンCと組み合わさることで抗酸化作用が相乗的に高まります。
RECIPE 03
ターメリック×鶏むね肉の超回復スープ(クルクミン+タンパク質)
⏱ 15分 P 35g F 6g C 12g

材料(1人分):鶏むね肉120g・ブロッコリー80g・玉ねぎ1/4個・ターメリック小さじ1/2・黒こしょう少々(必須)・鶏ガラスープの素・水300ml・塩少々

作り方:①鶏むね肉を一口大に切る。②鍋に水と鶏ガラスープの素を入れて煮立て、玉ねぎ・鶏肉を加えて8分煮る。③ブロッコリーを加えてさらに3分。④ターメリック・黒こしょうを加えてひと混ぜして完成。

必須ポイント:ターメリックのクルクミンは単体では吸収率が1%以下ですが、黒こしょうのピペリンと一緒に摂ると吸収率が最大20倍に向上します。黒こしょうを必ず加えてください。スープ形式はトレーニング後の胃が疲れているときでも摂りやすいです。
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SEC07 AVOID回復を妨げるNG習慣とOK代替行動チェックリスト

NG① ALCOHOL

トレーニング後のアルコール:アルコールはmTOR経路を直接阻害し、タンパク質合成を最大24時間妨げます。飲酒量に比例して筋肉修復の効率が低下することが示されています。

✅ OK代替行動

ノンアルコールビール・炭酸水+レモン・緑茶に置き換えてください。「トレーニング後24時間はアルコールを控える」を最初のルールにしてください。

NG② TRANS FAT

トランス脂肪酸・超加工食品:マーガリン・市販クッキー・ファストフードのトランス脂肪酸は炎症性サイトカイン(IL-6・TNF-α)の産生を促進し、筋肉の慢性炎症を悪化させます。

✅ OK代替行動

調理油はオリーブオイル・アボカドオイルに置き換え。間食はアーモンド・くるみ・ダークチョコレート(カカオ70%以上)に変えるだけで抗炎症食材に転換できます。

NG③ REFINED SUGAR

精製糖質の過剰摂取:血糖値の急上昇→インスリンスパイク→AGEs(終末糖化産物)の形成が連鎖し、酸化ストレスを増加させます。

✅ OK代替行動

トレーニング後の糖質補給は白米・さつまいも・バナナなど自然な糖質源に限定。清涼飲料水は水・緑茶・プロテインシェイクに変えてください。

NG④ SLEEP DEPRIVATION

睡眠不足(6時間未満):睡眠不足が成長ホルモン分泌を激減させ、筋修復効率を最大40%低下させることが研究で示されています。どれだけ良い食事をしても睡眠が6時間未満では回復は完結しません。

✅ OK代替行動

就寝90分前に入浴して深部体温を下げ、就寝前のスマホを15分減らしてください。就寝前のカゼインプロテイン+くるみの習慣は睡眠と回復の両方を同時に改善します。

NG⑤ POOR CIRCULATION

ストレッチ省略・水分不足:血流が低下すると食事から摂った回復栄養素(EPA・ビタミンC・アミノ酸)が損傷した筋肉に届かなくなります。

✅ OK代替行動

トレーニング後に10分の静的ストレッチと体重(kg)×30mlの水分補給を習慣化してください。抗酸化食材を摂っても届かせる「血流の道」を作ることが前提です。

セルフチェックリスト|回復が遅い人が無意識にやっていること

  • トレーニング後24時間以内にアルコールを飲んでいる
  • 週3回以上コンビニ食・ファストフードが夕食になっている
  • 睡眠時間が6時間未満の日が週3日以上ある
  • 魚を食べるのが週1回以下
  • トレーニング後にストレッチをしていない
3つ以上当てはまる場合、食事の内容より先に上記の「NG習慣の排除」から始めることで回復速度が大きく改善します。
ウォームアップの効果とトレーニングへの影響

よくある質問

📖 もっと具体的に実践したい方へ

【月2回更新・第1土曜と第3土曜】理想の体と健康を最短で手に入れる実践ノウハウをお届けする月額限定マガジンです。900記事以上の執筆実績とデータに基づき、ネットの一般論では成果が出なかった方へ「今日からマネできる具体的な食事・筋トレプラン」を配信。

筋肉痛のときは運動を休むべきですか?食事で対応できますか?
軽度〜中程度のDOMSであれば、低強度の有酸素運動(ウォーキング・軽いストレッチ)を行いながら抗酸化食材を摂る「アクティブリカバリー」が推奨されます。完全休養より血流を促した方が回復栄養素が筋肉に届きやすく、DOMSの持続時間が短縮される傾向があります。ただし重度の痛みや腫れが伴う場合は医師に相談してください。
プロテインだけ飲めば筋肉痛は早く治りますか?
プロテイン単体では不十分です。タンパク質はアミノ酸として筋線維の「材料」になりますが、炎症を抑制するEPA・DHA・ビタミンC・Eとの組み合わせがなければ「材料はあっても工事現場が炎症状態」になります。プロテイン+抗酸化食材の組み合わせが回復を最大化します。
サプリ(BCAA・クレアチン)は筋肉痛に効果がありますか?
BCAAは運動中の筋タンパク質分解を抑制し、回復を補助する効果が示されています。特にロイシンはmTOR活性化に直接関与します。クレアチンは筋力・回復速度の向上に複数のエビデンスがあり、DOMSの軽減にも一定の効果が報告されています。ただしサプリはあくまで「食事の補完」です。まず食事の土台を作ってからサプリを活用してください。
【根拠】クレアチンはリン酸クレアチン(PCr)として筋肉に貯蔵され、高強度運動でATPが枯渇した際に再合成を助けます。これにより1セットあたりの反復回数が増え、筋線維への刺激量が高まります。DOMSの軽減効果については、クレアチン摂取が筋細胞膜の安定性を高めて損傷を抑制する経路が示されています。ISO22000規格に準拠した品質管理は不純物混入リスクを下げる観点から信頼性の指標になります。
【デメリット】 クレアチン摂取初期(特にローディング期)に体重が0.5〜2kg増加することがあります。これは筋細胞内の水分貯留であり体脂肪増加ではありませんが、体重管理が重要な競技者は注意が必要です。腎臓に持病がある方は医師に相談してから摂取してください。
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筋肉痛がない=効いていないということですか?
いいえ、これは誤解です。筋肉痛の有無はトレーニングの効果とは直接リンクしていません。同じ動作を繰り返すと神経筋適応が進み、DOMSが起きにくくなります(repeated bout effect)。つまり「筋肉痛がなくなった=体が適応した・慣れた」であり、効果がなくなったわけではありません。抗酸化食材を継続して摂っている方はDOMSが軽くなりますが、それは「うまく回復できている」証拠です。
筋肉痛が4〜5日続く場合、食事以外に何が問題ですか?
以下を確認してください。①トレーニング強度が回復能力を大幅に上回っていないか(オーバートレーニングの可能性)、②睡眠が6時間以上確保できているか、③タンパク質摂取量が体重×1.6g/日以上あるか、④アルコール・加工食品の慢性摂取がないか。食事改善だけでは解決しない場合はトレーニング頻度・強度の見直しが必要です。痛みが一部位に集中している・腫れや熱感がある場合は医師への相談を推奨します。
この記事は、筋トレの本場ロサンゼルスで15年の指導経験を持ち、NABBA 2025 GPF優勝・LA Championship 2位・NESTA-PFT/SFT取得のトレーナーが、調布市のパーソナルジムTHE FITNESSで執筆しています。

SEC08 まとめまとめ|筋肉痛を早く治す食事の実践チェックリスト

  • 最優先アクション①:トレーニング後24時間のアルコールをやめること。これだけで筋タンパク質合成の阻害がなくなります
  • 最優先アクション②:週3〜4回、夕食に青魚(サバ・鮭)を取り入れること。EPA・DHAによる炎症抑制が継続します
  • 最優先アクション③:ブロッコリー・ほうれん草を毎食に組み込むこと。ビタミンC・E・β-カロテンの毎日補給が実現します
  • 30代:「ポリフェノール(ブルーベリー・緑茶)+青魚の習慣化」を今週から始めてください
  • 40代:「1回の食事のタンパク質量を30〜40gに増量+ビタミンDを含む鮭を週4回」が最優先です
  • 50〜60代:「毎食に抗酸化食材を1種類以上組み込む設計」を今日の献立から始めてください
調布市のパーソナルジムTHE FITNESSの口コミ・評判

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参考文献

  1. 1Connolly DAJ, McHugh MP, Padilla-Zakour OI, Carlson L, Sayers SP. “Efficacy of a tart cherry juice blend in preventing the symptoms of muscle damage.” Br J Sports Med. 2006;40(8):679-683. doi:10.1136/bjsm.2005.025429. PMID:16790484
  2. 2Tartibian B, et al. “Omega-3 fatty acids supplementation attenuates inflammatory markers after eccentric exercise in untrained men.” Clin J Sport Med. 2011;21(2):131-137. doi:10.1097/JSM.0b013e31820f5c5e. PMID:21358504
  3. 3Howatson G, et al. “Influence of tart cherry juice on indices of recovery following marathon running.” Scand J Med Sci Sports. 2010;20(6):843-852. doi:10.1111/j.1600-0838.2009.01005.x. PMID:19883392