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筋トレ前後の糖質摂取タイミングと量|
体重別の正解を科学的に解説
LA 17年指導 ・ NABBA GPF 2025 優勝 ・ 調布市 THE FITNESS 代表。栄養タイミング戦略を含む総合的なボディメイクを提供。
「筋トレ前は何時間前に何グラム?後はすぐ食べるべき?」——体重60kgの方なら、筋トレ60〜90分前に30〜60g、筋トレ後30分以内に48〜72gが目安です。この記事ではこの数値の科学的根拠と、体重別・目的別の正解を解説します。
01 WHY TIMING MATTERSなぜ糖質摂取のタイミングが筋トレ効果を左右するのか
筋トレ中の筋肉は筋グリコーゲン(筋肉に蓄えられた糖質)を主なエネルギー源として使います。グリコーゲンが枯渇するとパフォーマンスが低下し、さらに体はエネルギー不足を補うために筋肉を分解(カタボリック)してしまいます。糖質のタイミングを適切に設定することで、パフォーマンスの維持と筋分解の防止を両立できます。
02 PRE-WORKOUT CARBS筋トレ前の糖質摂取|タイミングと量の正解
60〜90分前が最適な理由
糖質の消化・吸収には30〜90分かかります。トレーニング60〜90分前に摂取することで、運動開始時にちょうど血糖値が安定し、筋グリコーゲンが満タンの状態でトレーニングに臨めます。直前(15分前)の摂取は血糖値の急上昇→急降下(リバウンド低血糖)を招くリスクがあります。
推奨量:体重別早見表
| 体重 | 筋肥大目的(1.0g/kg) | ダイエット目的(0.5g/kg) | 食材例 |
|---|---|---|---|
| 50kg | 50g | 25g | バナナ1本+おにぎり半分 |
| 60kg | 60g | 30g | おにぎり1個+バナナ半分 |
| 70kg | 70g | 35g | おにぎり1個+オートミール30g |
| 80kg | 80g | 40g | おにぎり1.5個 or さつまいも200g |
食材選び:なぜ中〜低GI糖質なのか
筋トレ前は中〜低GI(グリセミックインデックス)の糖質が推奨されます。血糖値が緩やかに上昇し、トレーニング中も安定したエネルギー供給が持続します。おすすめは玄米・オートミール・バナナ・さつまいもです。
時間がない人の対処法:30分前の場合
60分前に食べられない場合は、高GI糖質を少量(体重×0.3〜0.5g)摂取してください。和菓子(大福・カステラ)やスポーツドリンクが実用的です。消化に負担をかけず素早くエネルギーになります。
03 POST-WORKOUT CARBS筋トレ後の糖質摂取|ゴールデンタイムの正しい使い方
アナボリックウィンドウ:30〜45分以内の科学的根拠
筋トレ後30〜45分は「アナボリックウィンドウ」と呼ばれ、筋グリコーゲンの再合成速度とインスリン感受性が最も高い時間帯です。この間に糖質を摂取すると、グリコーゲン補充と筋タンパク質合成が同時に促進されます。
推奨量:体重別早見表
| 体重 | 推奨量(0.8〜1.2g/kg) | タンパク質(糖質の1/3) | 食材例 |
|---|---|---|---|
| 50kg | 40〜60g | 13〜20g | 白米茶碗1杯+プロテイン |
| 60kg | 48〜72g | 16〜24g | 白米茶碗1杯+鶏むね100g |
| 70kg | 56〜84g | 19〜28g | 白米大盛+プロテイン |
| 80kg | 64〜96g | 21〜32g | 白米大盛+鶏むね150g |
糖質:タンパク質 = 3:1 の根拠
研究では、筋トレ後に糖質とタンパク質を3:1の比率で同時摂取すると、グリコーゲン再合成がタンパク質なしの場合と比べて有意に促進されることが示されています。さらにインスリン分泌がアミノ酸の筋肉への取り込みを促進し、筋タンパク質合成も加速します。
筋トレ後の食材選び:なぜ高GI糖質なのか
筋トレ後は筋トレ前とは逆に高GI糖質が推奨されます。血糖値を素早く上昇させてインスリンを分泌し、グリコーゲン補充と筋合成のスイッチを早くオンにするためです。白米・餅・和菓子・マルトデキストリンが適しています。
① おにぎり2個+サラダチキン(糖質約80g+タンパク質約25g)
② 大福1個+プロテインバー(糖質約50g+タンパク質約20g)
③ バナナ2本+プロテインシェイク(糖質約60g+タンパク質約25g)
④ 肉まん1個+野菜ジュース+ヨーグルト(糖質約55g+タンパク質約18g)
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無料カウンセリングを予約する →04 DIET × CARBSダイエット中でも糖質は摂るべきか?
トレーニング前後に限定する「戦略的糖質摂取」
ダイエット中でも筋トレ前後の糖質は「摂るべき」です。ここで糖質を制限すると、トレーニングの質が低下し、筋肉量が減少して基礎代謝が下がるという悪循環に陥ります。1日の糖質量を減らす場合は、トレーニング前後以外の時間帯で調整してください。
1日の糖質配分:60〜70%をトレ前後に集中させる
ダイエット中は1日の糖質量(例:150g)のうち60〜70%(90〜105g)をトレーニング前後に集中させ、残りの30〜40%を他の食事に分配する方法が効果的です。トレーニングの質を維持しつつ、トレーニング外の時間帯では脂肪燃焼モードを維持できます。
05 COMMON MISTAKESよくある失敗パターンと改善策
空腹筋トレの何が問題か
空腹時の筋トレは筋グリコーゲンが低い状態で行うため、パフォーマンスが低下し、体が筋肉を分解してエネルギーを確保しようとします。「脂肪燃焼効果が高い」という説もありますが、筋肉量の減少リスクを考えると、最低限の糖質(バナナ1本程度)は摂取すべきです。
トレ後に糖質を避けることで起きること
「糖質は太る」という思い込みでトレ後の糖質を避けると、グリコーゲン補充が遅れ、翌日のトレーニングの質が低下します。さらにコルチゾール(筋分解ホルモン)の上昇を抑制できず、筋肉の回復が遅れます。
GIを考慮しない食材選びのリスク
トレ前に高GI糖質(菓子パン・清涼飲料水)を摂ると血糖値が急上昇→急降下し、トレーニング中に低血糖症状(めまい・脱力)が出る可能性があります。トレ前は中〜低GI、トレ後は高GIという「使い分け」が重要です。
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まとめ——糖質タイミングの3原則
原則① 筋トレ60〜90分前に中〜低GI糖質を体重×0.5〜1.0g摂取する。
原則② 筋トレ後30分以内に高GI糖質を体重×0.8〜1.2g+タンパク質を3:1で摂取する。
原則③ ダイエット中でもトレーニング前後の糖質は削らない。削るなら他の時間帯で。
よくある質問|筋トレ×糖質タイミングQ&A
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参考文献
- 1Kerksick CM, Arent S, Schoenfeld BJ, et al. “International society of sports nutrition position stand: nutrient timing.” J Int Soc Sports Nutr. 2017;14:33. 栄養タイミングに関するISSNポジションスタンド。 PMID:28919842
- 2Ivy JL, Katz AL, Cutler CL, Sherman WM, Coyle EF. “Muscle glycogen synthesis after exercise: effect of time of carbohydrate ingestion.” J Appl Physiol. 1988;64(4):1480-1485. 運動後の糖質摂取タイミングがグリコーゲン再合成に与える影響。 PMID:3132449
- 3Zawadzki KM, Yaspelkis BB 3rd, Ivy JL. “Carbohydrate-protein complex increases the rate of muscle glycogen storage after exercise.” J Appl Physiol. 1992;72(5):1854-1859. 糖質+タンパク質の同時摂取がグリコーゲン再合成を促進。 PMID:1601794
- 4Haff GG, Koch AJ, Potteiger JA, et al. “Carbohydrate supplementation attenuates muscle glycogen loss during acute bouts of resistance exercise.” Int J Sport Nutr Exerc Metab. 2000;10(3):326-339. 糖質補給が筋トレ中のグリコーゲン損失を軽減。 PMID:10997956
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