数値で知る「リバウンドの現実」
  • 成功者の約80%が1年以内にリバウンド:米国国立衛生研究所のデータ
  • 急激な食事制限で筋肉が落ちると:基礎代謝が1日あたり200〜300kcal低下する
  • 週0.5kg以内の緩やかな減量は:リバウンドリスクを約60%低下させる
約80%が
1年以内に戻る
ダイエット成功者の
リバウンド率
-200〜300
kcal/日
筋肉減少による
基礎代謝低下
週0.5kg以内
リバウンドリスクを
60%下げる減量速度

ダイエットに成功したのに、数ヶ月後にはほぼ元の体重に戻っていた。そんな経験をしたことはありませんか。「また意志が弱かったせいだ」と思いがちですが、それは違います。リバウンドは脳と体が「生き延びようとする反応」であり、正しい対策をしなければ何度でも繰り返します。

QUICK ANSWER
  • リバウンドの主因は「代謝適応」「筋肉量の低下」「食欲ホルモンの変化」という体の仕組みであり、意志力の問題ではありません
  • 週0.5〜1%の緩やかな減量ペースと筋力トレーニングの併用で、リバウンドリスクを大幅に下げられます
  • 体重は「週平均」で見ることが重要です。日々の変動に一喜一憂しないことが継続の鍵になります
週0.5〜1%
リバウンドしにくい
減量ペースの目安
週2回
筋肉量維持に必要な
最低筋トレ頻度
+2kg
記録・対処を再開する
体重増加の基準値

SEC01 WHYなぜダイエット後にリバウンドするのか——原因を知らないと何度でも繰り返す

リバウンドの3つの本質的なメカニズム

メカニズム① — セットポイント理論

体は「慣れた体重」に戻ろうとする

人間の脳は、長期間過ごしてきた体重を「正常値(セットポイント)」として記憶しています。体重が急激に落ちると、脳はそれを「飢餓状態」と判断し、食欲を増やし・代謝を下げる方向に全身を動かします。これは意志の問題ではなく、生存本能による自動応答です。急激に落として急激に戻るダイエットを繰り返すほど、セットポイントが上方にずれていく(太りやすくなる)ことが研究で示されています。

メカニズム② — 筋肉量の減少

基礎代謝が落ちて太りやすい体になる

食事制限だけで体重を落とすと、脂肪と同時に筋肉も失います。筋肉量1kgあたり基礎代謝を約13kcal/日押し上げます。5kgの体重を落とした場合、そのうち1〜2kgが筋肉だとすると、基礎代謝は1日あたり13〜26kcal低下します。1年で換算すると4,700〜9,500kcal分——脂肪1〜2.5kgに相当するカロリーが「消費されにくい体」になっているということです。Ballor & Poehlman(1994)のメタ分析では、食事制限に運動を組み合わせることで除脂肪体重(筋肉量)の保持が有意に改善されることが確認されており(PMID:8130813)、運動を並行するかどうかがリバウンドのしやすさを大きく左右します。

メカニズム③ — 食欲ホルモンの変化

グレリンが増え、レプチンが効かなくなる(Sumithran et al., 2011)

ダイエット中・後には2つのホルモン変化が起きます。グレリン(食欲増進ホルモン)が増加:体重が落ちると分泌量が増え、食欲が強まります。これは減量後1年以上続くことが確認されています。レプチン(満腹ホルモン)への抵抗性が上がる:急激な制限を繰り返すと、「お腹いっぱい」のシグナルが脳に届きにくくなります。この2つが重なると意志力だけで対抗するのは非常に難しくなります。

リバウンドしやすい人の特徴チェックリスト

以下に3つ以上あてはまる場合、リバウンドリスクが高い状態です。

  • 短期間(2ヶ月以内)で5kg以上落とした経験がある
  • 過去に同じ体重に戻った経験が2回以上ある
  • ダイエット中に筋トレをほぼしていなかった
  • 目標体重に達した後、食事管理をやめた
  • 体重が増えると「もうダメだ」とすべてをやめてしまう

リバウンドを繰り返す人の5つの原因|診断チェックあり 筋萎縮が起こる期間と予防策|筋肉が落ちると何が起きるか

SEC02 DIETリバウンドしない食事の3つのルール——「制限」から「設計」へ

「ダイエットが終わったら食事を元に戻す」という考え方がリバウンドの最大の原因です。必要なのは「食べる量を減らす」ではなく「何をどう食べるかを設計する」ことです。

ルール① 極端なカロリー制限をしない——マイナス500kcal/日が上限の根拠

1日のカロリー制限の目安は消費カロリーより500kcal以内に抑えることです。これを超えると体は飢餓モードに入り、筋肉を分解・代謝を下げ始めます。500kcalのマイナスで理論上は週0.5kgのペースで減量できます。週0.5kg以内が「リバウンドしない減量速度」の目安です。

ルール② タンパク質を体重×1.6g以上確保する——筋肉量を守る数値根拠

体重60kgであれば1日96g以上が目標です。Morton et al.(2018)のメタ分析では、体重×1.62g/日がタンパク質補充の筋肥大効果のプラトーの目安とされています。タンパク質を十分に摂ることで筋肉の分解を抑制し、満腹感を長持ちさせる効果があります。

食事 食品例 タンパク質量
卵2個+ギリシャヨーグルト150g 約25g
鶏むね肉150g+豆腐半丁 約40g
魚(鮭1切れ)+納豆1パック 約30g
間食 プロテインドリンク1杯 約20g

ルール③ 糖質は「量」より「質」を変える——血糖値と満腹感の設計

「糖質ゼロ」を目指す必要はありません。重要なのは血糖値の急上昇・急降下を防ぐことです。白米→玄米や雑穀米に替える、食事の最初に野菜やタンパク質を食べて糖質を後回しにする(食べる順番)だけで大きく変わります。

目標体重達成後の「食事の戻し方」——逆ダイエットの考え方

目標体重に達した後、急に食事量を元に戻すと体重が戻りやすくなります。まずは目標体重での「維持カロリー」(体重×活動係数で算出される、体重を維持するために必要な摂取カロリー)を計算し、そこに向けて1〜2週間ごとに100〜150kcalずつ段階的に食事量を増やしていく方法がおすすめです。急激な栄養流入は体が「飢餓明け」と判断し、脂肪として溜め込みやすくなるため、緩やかな移行が重要です。

📌 実践:「食べてはいけないもの」ではなく「普段食べる食材のリスト」を更新するアプローチで、維持カロリーまで1〜2週間単位で段階的に戻す
やりがちなNGパターン:夜だけ食べない(朝・昼の過食を誘発)・週末だけドカ食い(週単位のカロリー収支を崩す)・プロテインバーだけで食事を置き換える(満腹感が得にくくなる)

減量期のPFCバランスと1日メニュー 1日のタンパク質摂取量の目安と食材選び

【根拠】SEC02で解説した通り、リバウンド予防に最も重要な食事ルールは「毎食タンパク質を体重×1.6g以上確保すること」です。しかし食材選び・調理・栄養計算を毎日行うのは現実的に難しいケースも多い。Morton et al.(2018)のメタ分析では、タンパク質補充が筋肉量・筋力の維持に有意な効果を示しており、食事から確保できない分を高タンパク宅食で補う選択は合理的です。カロリーと栄養バランスが設計済みの宅食は「制限」ではなく「設計」を手軽に実現する手段になります。
【デメリット】 宅食サービスは1食あたりのコストが自炊より高く、継続コストを事前に確認することを推奨します。また、毎食を宅食に頼りすぎると「自分で食事を選ぶ判断力」が育たず、サービスを止めた際に食事設計が崩れるリスクがあります。あくまで食事設計の補助として活用してください。
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SEC03 TRAINING筋トレが「リバウンドしない体」をつくる科学的理由

有酸素運動だけでダイエットをした場合、体重は落ちますが筋肉も一緒に落ちます。筋肉が落ちれば基礎代謝が下がり、同じ食事量でも太りやすい体になります。筋トレはリバウンド予防の「保険」ではなく「必須」です。

筋トレが代謝を維持する根拠と必要頻度

筋トレには「EPOC(運動後過剰酸素消費)」という効果があります。筋トレ後24〜48時間にわたって基礎代謝が高まり続ける現象です。Ballor & Poehlman(1994)のメタ分析が示す通り、運動(特に筋力トレーニング)を並行することで除脂肪体重の低下を防ぎ、代謝の落ち込みを最小限に抑えられます(PMID:8130813)。最低限の頻度は週2回です。それ以下になると筋肉量の維持効果が落ちてきます。

減量ペースは週0.5〜1%——「速く落とすほど戻る」の根拠

「速く落とすほどリバウンドしやすい」ことは複数の研究で支持されており、週0.5〜1%を目安にした緩やかな減量が、筋肉量を維持しながら体脂肪を落とすうえで安全な範囲とされています。体重60kgなら週300〜600g程度が目安です。

リバウンド予防の最小筋トレメニュー(自宅・器具なし)

種目 回数 セット数 鍛える部位
スクワット 15回 3セット 大腿四頭筋・臀部・ハムストリングス
ヒップヒンジ(デッドリフト動作) 12回 3セット ハムストリングス・臀部・脊柱起立筋
プッシュアップ(腕立て) 10〜15回 3セット 大胸筋・三角筋・上腕三頭筋
各セット間は60〜90秒休憩。3種目合計で20〜25分で終わります。自宅・器具なし・リビングで実施できます。

「体重が増えた」≠リバウンド——筋肉・水分との見分け方

筋トレを始めると最初の2〜4週間で体重が1〜2kg増えることがあります。これはリバウンドではなく、筋グリコーゲン(筋肉内の水分)が増えているためです。体重の数字だけでなく、ウエスト周囲径と体脂肪率を週1回測ることで正しく判断できます。

有酸素運動との組み合わせ方

同じ日に行う場合、筋トレを先に・有酸素を後に行います。有酸素を先にするとエネルギーが枯渇し、筋肉合成の効果が下がります。有酸素運動の推奨頻度は週2〜3回・1回20〜30分です。

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SEC04 MONITORING体重の正しい見方——数字に振り回されない計測術

体重計の数字だけに一喜一憂することが、リバウンドの「引き金」になるケースが非常に多いです。正しい計測の仕方を知ることが、長期的な体重維持の土台になります。

毎日測ってよい——ただし「週平均」で判断する

毎日同じ条件(起床後・トイレ後・食事前)で計測してよいですが、その日の数字で一喜一憂しないことが重要です。体重は1日で±1〜2kgの変動があります。この変動の主な原因は食事の塩分量・水分摂取・睡眠の質・便通であり、脂肪の増減とは無関係です。判断に使うのは「週平均体重」にします。週平均が0.5kg以上増加が2週間続いたら食事・運動の内容を見直す、という判断基準が現実的です。

Thomas et al.(2014)のNWCR(全米体重管理登録)の10年間の追跡研究では、体重の自己モニタリング頻度が高いグループほど長期的な体重維持に成功していることが確認されています(PMID:24355667)。「測り続けること」自体が、リバウンド予防における最も再現性の高い習慣のひとつです。

停滞期の見極め方と対処法

減量中に体重が2週間以上まったく動かない場合、本物の停滞期です。対処は3段階で考えます。

ステップ① — まず食事量を見直す

実際に食べているものを記録し、知らずに増えていないか確認します。「食べていないのに停滞」と感じる場合、調味料・間食・飲み物のカロリーを見落としていることが多いです。

ステップ② — 筋トレの負荷を上げる

同じメニューを繰り返していると筋肉が刺激に慣れ、代謝が上がりにくくなります。重量・回数・セット数のどれか1つを増やすことで刺激を変えます。

ステップ③ — チートデイを使う(2週間以上の停滞時・1回限定)

2週間以上停滞が続く場合に限り、1日だけ普段より200〜300kcal多く食べる日を設ける方法があります。ただしチートデイは「何でも食べていい日」ではなく「カロリーを少し多くする日」です。暴食すると翌日以降の停滞が長引きます。

体重以外に記録すべき数値

記録項目 計測方法 何がわかるか
ウエスト周囲径 おへそ周りをメジャーで計測(週1回) 内臓脂肪の増減を反映
体脂肪率 体組成計で計測(週1回) 体重が同じでも脂肪が増えていないか確認
写真 月1回・同じ角度・同じ服装 数字に現れない体型変化を可視化
【根拠】SEC04で解説した通り、体重の増減だけでは実際の変化を正しく判断できません。体組成計で体脂肪率・筋肉量まで含めた「週単位のトレンド管理」を行うことで、Thomas et al.(2014)が示す自己モニタリングの効果を実践しやすくなり、リバウンドの兆候にも早く気づけます。
【デメリット】 体組成計の数値は測定時間帯や体内の水分量によって変動しやすいため、同じ条件(起床後など)で測定し、1〜2週間単位の傾向で見ることをおすすめします。
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睡眠と成長ホルモン:体重管理との関係

SEC05 MINDSET「また失敗した」をリセットする——リバウンドしない人の思考設計

リバウンドしない人が「意志が強い」わけではありません。「失敗したときの立て直しが速い」だけです。厳密にやろうとする人ほど、少しのズレで全部やめてしまうリスクがあります。

1日食べ過ぎた翌日の正しい対処法

食べすぎた翌日に「断食する・極端に食事を減らす」は逆効果です。過度な制限は翌日以降の反動食いを引き起こし、かえってカロリー収支が悪化します。正しい対処は「翌日を普通の食事に戻すだけ」です。1日の過食で増える脂肪は最大でも100〜200g程度であり、翌日に適切な食事・運動を続ければ数日で解消します。

逸脱時の「再軌道修正ルール」をあらかじめ決めておく

「1回食べすぎたから今日はもうダメ」という厳密になりすぎる思考は、小さな逸脱を本格的なリバウンドに変えてしまう最大の要因です。リバウンドしない人は、逸脱そのものを避けているのではなく、逸脱した後の立て直し方をあらかじめ決めています。

再軌道修正ルールの例:
・体重が設定値より+2kg増えたら、食事記録を再開する
2週間以上運動できなかったら、週1回から再スタートする

あらかじめルールを紙に書いておくことで、逸脱が起きた瞬間の感情的な判断ではなく、決めておいた行動基準に従って動けるようになります。「また失敗した」という自己否定ではなく、「ルール通りに立て直す」という淡々とした対応に切り替えることが継続の鍵です。

外食・飲み会でも太り戻さない前後設計

タイミング 行動
外食当日 食べる順番を「野菜→タンパク質→炭水化物」の順にする。ラーメン・丼物は量を半分程度にする・汁を残す。アルコールは糖質の少ないもの(焼酎・ハイボール・辛口ワイン)を選びおつまみはタンパク質系(枝豆・刺身・焼き鳥塩)を優先
翌日の立て直し 前日の食事内容を問わず翌朝は普通の食事に戻す。「昨日食べたから今日は抜こう」は不要。体重が増えていても2〜3日で戻る水分・塩分の影響

「やる気がなくなった」ときの最小継続アクション

やる気が落ちたとき、全部やめてしまう前に「2分でできること」だけを続けます。スクワット10回だけでもよい・プロテインを飲むだけでもよい・体重だけ計るでもよい。「ゼロ継続より最小継続」を優先することが、リバウンドを防ぐ上で最も重要な思考です。やる気は行動した後に生まれます。

睡眠不足もリバウンドの引き金になる

睡眠も見過ごせない要素です。睡眠不足はストレスホルモン(コルチゾール)の増加や食欲ホルモンの乱れにつながるため、最低6時間以上の睡眠を確保することを目安にしてください。

目標体重に達した後の「維持期」の設計

「目標体重に達したらゴール」という設定がリバウンドの入り口です。維持期は「体重ではなく行動で目標を設定する」ことに切り替えます。「週2回筋トレを続ける」「毎朝体重を計測する」「週平均体重を記録し続ける」のような行動目標にすることで、食事・運動の習慣が「日常の一部」として定着していきます。

筋トレと睡眠の科学的関係 ストレスで太る理由とコルチゾールの仕組み

SEC06 ROADMAPリバウンドしない体をつくる3ヶ月週別ロードマップ

「今日から何をすればいいか」が見えるように、週単位で具体的な行動を示します。

1ヶ月目:自分のリバウンドパターンを特定する

第1週

食事を3日間記録する

スマートフォンのメモやアプリを使い、3日間だけ食べたものをすべて記録します。「食べすぎているつもりがなかったのに記録したら多かった」という気づきが多く出ます。

第2週

体重の週平均を初めて計算する

毎朝同じタイミングで体重を計り、7日分の平均を出します。これが「ベースラインの週平均体重」になります。今後の比較基準です。

第3〜4週

筋トレ週2回を開始する

3種目(スクワット・ヒップヒンジ・プッシュアップ)を週2回実施します。最初はフォームの確認を優先し、回数より「正しい動き」を身につけることに集中します。

2ヶ月目:食事・筋トレの最小設計を固定する

第5〜6週

タンパク質量を意識し始める

毎食タンパク質を含む食品を1品入れることを習慣にします。「毎食に卵・肉・魚・大豆のどれかを入れる」という1つのルールだけ守ります。

第7〜8週

週平均体重の推移を確認する

2週間の週平均体重を比較します。増加していれば食事内容を見直し、維持できていれば設計を継続します。停滞でも焦らず、筋トレ負荷を少し上げます。

3ヶ月目:体重が増えたときの再設計を「自動化」する

第9〜10週

外食・飲み会への前後設計を1度実践する

外食の翌日に体重を計り、2〜3日で戻ることを実際に体験します。「食べても戻る」という実感が、今後のリバウンド恐怖を和らげます。

第11〜12週

3ヶ月の自分チェックリストを記入する

週2回の筋トレが継続できているか・週平均体重が3ヶ月前より下がっているか・食べすぎた翌日に自分で立て直せるようになったか。3つとも「できた」であれば、リバウンドしにくい習慣の土台が完成しています。

よくある質問——リバウンド・体重維持 Q&A

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痩せた後どのくらいで体重が戻り始めますか?
急激な食事制限だけで落とした場合、終了後1〜3ヶ月で戻り始めるケースが多いです。これはセットポイントとホルモン変化(グレリン上昇)が原因です(Sumithran et al., 2011)。維持カロリーへの段階的な復帰と筋トレを組み合わせることで、戻りのスピードを大幅に遅らせることができます。
運動なしでリバウンドを防げますか?
食事管理だけでもある程度は可能ですが、筋肉量が落ちた状態では基礎代謝が低下しているため、長期的な維持は難しくなります。週2回程度の筋力トレーニングを組み合わせることを推奨します。
リバウンドしてしまったらどこから立て直せばいいですか?
まず「+2kg」を目安に食事記録を再開し、次に筋トレの頻度を週2回に戻すことから始めます。厳密になりすぎず、決めておいたルールに沿って淡々と再開することが最短ルートです。
何kg増えたらリバウンドと言えますか?
明確な医学的定義はありませんが、目安として「目標体重から+2〜3%(体重60kgなら1.2〜1.8kg)の増加が2週間以上続く場合」を1つの基準にすると判断しやすくなります。この数値は「+2kgで記録再開」という再軌道修正ルールとも整合させています。
体重キープ(リバウンドしない状態)にはどのくらいの期間が必要ですか?
個人差はありますが、3ヶ月間、週2回の筋力トレーニングと体重の週平均管理を継続できれば、リバウンドしにくい生活習慣として定着する目安になります。
この記事は、筋トレの本場ロサンゼルスで15年の指導経験を持ち、NABBA 2025 GPF優勝・LA Championship 2位・NESTA-PFT/SFT取得のトレーナーが、調布市のパーソナルジムTHE FITNESSで執筆しています。18年間の指導現場で、リバウンドを繰り返していた方が上記の方法から始めて体重を維持できるようになったケースを多く見てきました。ロサンゼルス15年+日本3年・計18年指導経験 ・ NABBA 2025 GPF優勝 ・ LA Championship 2位

まとめリバウンドしない人がやっていること——今日から始める3つのアクション

リバウンドは意志の問題ではありません。セットポイント・筋肉量の低下・ホルモン変化という「体の仕組み」に対して、正しい方法で対処することで防げます。

アクション① 明日の食事から、毎食タンパク質を1品入れる
卵・鶏むね肉・魚・豆腐・納豆のどれかを毎食に加えます。これだけで1日のタンパク質量が上がり、筋肉量の維持と満腹感の持続につながります。

アクション② 今週から、毎朝起床後に体重を計る
計測したデータを7日分ためて、週平均体重を算出します。数字に一喜一憂せず「週平均の推移」を見る習慣をつけます。

アクション③ 今週中に、スクワット15回×3セットを1回やる
場所も器具も不要です。リビングで20分あれば完結します。まず1回やることで「続けられる実感」が生まれます。

厳密になりすぎず、小さな行動を積み上げることが、長期的な体重維持への最短ルートです。

THE FITNESS|調布市のパーソナルジム

所在地 〒182-0022 東京都調布市国領町4-51-6 アムール国領 B1F
最寄り駅 京王線 国領駅 徒歩8分(府中市・狛江市・三鷹市・世田谷区からも好アクセス)
営業時間 AM 9:00 ~ PM 23:00(不定休)
電話 070-1460-0990
公式サイト https://thefitness-personal.jp/
Instagram @thefitness.chofu
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調布市のパーソナルトレーナー Yukkey
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参考文献

  1. 1Sumithran P, Prendergast LA, Delbridge E, Purcell K, Shulkes A, Kriketos A, Proietto J. “Long-term persistence of hormonal adaptations to weight loss.” N Engl J Med. 2011 Oct 27;365(17):1597-604. 50名の過体重・肥満患者を対象とした臨床試験。減量後1年間にわたりグレリン増加・レプチン・ペプチドYY等の満腹ホルモン低下が持続することを確認。リバウンドのホルモン基盤を示した重要論文。PMID:22029981
  2. 2Ballor DL, Poehlman ET. “Exercise-training enhances fat-free mass preservation during diet-induced weight loss: a meta-analytical finding.” Int J Obes Relat Metab Disord. 1994 Jan;18(1):35-40. 食事制限単独群と食事制限+運動群を比較したメタ分析。運動を組み合わせることで除脂肪体重(筋肉量)の保持が有意に改善されることを確認。筋肉量維持のための運動根拠として参照。PMID:8130813
  3. 3Morton RW, Murphy KT, McKellar SR, et al. “A systematic review, meta-analysis and meta-regression of the effect of protein supplementation on resistance training-induced gains in muscle mass and strength in healthy adults.” Br J Sports Med. 2018;52(6):376-384. 49研究・1,863名のメタ分析。体重×1.62g/日がタンパク質補充の筋肥大効果のプラトー目安。減量中の筋肉量維持のためのタンパク質摂取根拠として参照。PMID:28698222
  4. 4Thomas JG, Bond DS, Phelan S, Hill JO, Wing RR. “Weight-loss maintenance for 10 years in the National Weight Control Registry.” Am J Prev Med. 2014 Jan;46(1):17-23. 全米体重管理登録(NWCR)の10年間の追跡研究。体重の自己モニタリング頻度が高いグループほど長期的な体重維持に成功していることを確認。体重記録の習慣化の根拠として参照。PMID:24355667