01 PHASE TARGETSまず確認:フェーズ別・体重別の1食タンパク質目標と脂質上限

全チェーンの選択に使う「自分の数値」をここで確定させます。タンパク質は1日あたり体重×1.6〜2.2gが筋肥大・維持の目安であり、1食あたり20〜40gの分散摂取が推奨されています(Jäger et al., 2017; Schoenfeld & Aragon, 2018)。筋トレ中の栄養素の基礎知識

フェーズタンパク質(1日)1食あたり目標脂質上限(1食)炭水化物の考え方
増量期体重×2.0〜2.2g45〜55g(体重70kg例)特に上限なし多めに確保(エネルギー優先)
維持期体重×1.6〜1.8g35〜45g(体重70kg例)25〜30gバランス重視
減量期体重×1.8〜2.0g40〜50g(体重70kg例)20〜25g以内を目安控えめ・食物繊維で補う

「自分のフェーズで1食に何gのタンパク質が必要か」「脂質は何gまでか」が分かれば、どのチェーンでも同じ基準で選べるようになります。

外食でPFCバランスを管理する方法 ダイエット中の外食メニューの選び方

02 BEEF BOWL牛丼チェーン(吉野家・すき家・松屋)の注文設計

牛丼チェーンはバラ肉(脂身多め)が主体のため、タンパク質は取れても脂質が想定より高くなりやすいカテゴリです。吉野家の詳細な注文例は吉野家のバルクアップメニューと注文術を、すき家の詳細はすき家のタンパク質別メニュー設計を参照してください。

主要メニューPFC実測値(各社公式栄養成分より)

チェーン・メニュータンパク質脂質炭水化物カロリー
吉野家 牛丼並盛19.6g23.6g88.2g633kcal
吉野家 牛丼大盛24.8g29.0g119.5g823kcal
すき家 牛丼並盛21.7g23.4g99.8g695kcal
すき家 牛丼大盛28.4g30.7g130.1g908kcal
松屋 牛めし並盛17.1g28.9g85.5g687kcal
松屋 牛めし大盛22.3g35.9g124.3g933kcal

トッピングによるタンパク質積み上げ

トッピングタンパク質脂質
温玉(各社共通)+6g+5g
納豆(すき家)+7g+5g
生卵(各社共通)+6g+5g

フェーズ別推奨注文

増量期
松屋 牛めし大盛+温玉+生卵 → タンパク質約34g・コスト約700円

吉野家 牛丼特盛(33.5g)+温玉(+6g)→ タンパク質約40g。すき家 牛丼特盛(37.8g)も増量期の有力選択肢。

減量期
並盛のご飯を「少なめ」で注文(炭水化物約15g削減)+温玉

タンパク質は吉野家並盛+温玉で約26g。1食30g以上確保したい場合は「定食系チェーンに変える」方が効率的。脂質は並盛で23〜29gなので、減量期は脂質上限に注意して選択する。

維持期
吉野家並盛+温玉でタンパク質約26g・すき家並盛+温玉で約28g

不足分は間食(ゆで卵・ヨーグルト)で補完。

食事タイミングと脂肪燃焼の科学

03 TEISHOKU定食チェーン(やよい軒)の注文設計

定食チェーンはPFCバランスが最も整えやすく、減量期の外食として最優先で選ぶべきカテゴリです。やよい軒の詳細メニューについては40代が食事管理で痩せにくい理由と3食設計も合わせてご覧ください。なお40代以降の食事管理の考え方については40代が食事管理で痩せにくい理由と3食設計も合わせてご覧ください。

やよい軒 主要メニューPFC(公式より)

メニュータンパク質脂質炭水化物カロリー
銀鮭の塩焼定食30.0g16.8g62.9g499kcal
サバの塩焼定食32.9g35.1g61.9g686kcal
しょうが焼定食26.2g37.1g72.9g717kcal
チキン南蛮定食27.6g37.7g100.7g843kcal
から揚げ定食39.7g43.4g78.6g844kcal

フェーズ別推奨注文

増量期
から揚げ定食がベスト(タンパク質39.7g・844kcal)

チキン南蛮定食(27.6g・843kcal)も選択肢。小鉢を納豆・冷奴に変更でタンパク質+5〜8g追加可。

減量期
銀鮭の塩焼定食を優先(タンパク質30.0g・脂質16.8g・499kcal)

やよい軒で最もカロリー・脂質が低い選択肢。サバの塩焼定食(32.9g・脂質35.1g)は脂質が高めのため減量期は注意。ご飯を「少なめ」にすると炭水化物をさらに削減できる。

維持期
しょうが焼定食(26.2g・717kcal)またはサバの塩焼定食(32.9g)でバランスよく選択。

04 FAMILY RESTAURANTファミレス(サイゼリヤ)の注文設計

ファミレスは単品組み合わせでPFCをコントロールしやすいカテゴリです。50代女性がファストフード・ファミレスでタンパク質を確保する実践例は50代女性のファストフード活用法も参照してください。

サイゼリヤ 推奨組み合わせ

目的組み合わせタンパク質炭水化物コスト概算
増量期辛味チキン+チキンのサラダ+パン約33g(+パン)約20g(+パン)約900円
減量期若鶏のグリルディアボラ風+柔らか青豆の温サラダ約41g約36g約700円
維持期ハンバーグステーキ+田舎風ミネストローネ+サラダ約33g約56g約900円
サイゼリヤはパンを頼まないだけで炭水化物を約30g削減できます。

外食が多い生活でも体組成を維持する設計をご提案します

現在の食事パターン・外食頻度・フェーズに合わせた食事設計を初回カウンセリングでご提案します。

無料カウンセリングを予約する →

05 FAST FOODファストフード(マクドナルド・KFC・モスバーガー)の注文設計

「週2回以内・他の食事で脂質を抑える」という条件であれば許容範囲内です。マクドナルドの詳細メニュー設計はマクドナルドで筋トレ飯を選ぶ方法を参照してください。

チェーン推奨メニュータンパク質脂質炭水化物注意点
マクドナルドエグチ(エッグチーズバーガー)単品22.4g19.0g31.2g490kcal・バランス良好
マクドナルドダブルチーズバーガー単品26.4g25.1g31.8g459kcal・増量期向き
KFCチキンフィレバーガー単品24.3g19.7g31.1g398kcal・減量期でも選択可
KFCオリジナルチキン2個33.0g25.6g18.2g436kcal・低炭水化物・増量期向き
モスバーガー海老カツバーガー単品14.5g19.3g42.2g397kcal・タンパク質低め・補完必要
モスバーガーテリヤキチキンバーガー単品20.1g10.3g32.4g303kcal・低脂質・減量期向き
ファストフードで減量期に選ぶなら「グリル系・単品・バンズ抜き可なら抜く」が原則。ポテトは脂質30g以上追加になるため減量期は原則回避します。
スタバで筋トレ飯を選ぶ方法

06 SIMULATION週の外食頻度別・1週間の食事配置シミュレーション

パターンA:週3回外食(月・水・金)の場合(体重70kg・減量期)

曜日昼食夕食1日タンパク質合計
月(外食)やよい軒 銀鮭の塩焼定食(30g)自炊 鶏胸肉150g+野菜(35g)朝10g+昼30g+夜35g=75g
火(自炊)鶏胸肉炒め+卵(40g)サバ缶+豆腐(35g)朝10g+昼40g+夜35g=85g
水(外食)松屋 牛めし並+温玉(23g)自炊 ゆで卵3個+納豆(32g)朝10g+昼23g+夜32g=65g ※補食推奨
木(自炊)サラダチキン+玄米(35g)鮭+豆腐+ほうれん草(40g)朝10g+昼35g+夜40g=85g
金(外食)すき家 牛丼並+納豆(25g)ファミレス グリルチキン(40g)朝10g+昼25g+夜40g=75g
週全体で平均79g/日→朝食のタンパク質強化か補食追加が必要。水曜日は外食が牛丼並盛止まりのため夜の自炊で補完する設計。

パターンB:週5回外食(月〜金ランチ)の場合(体重70kg・維持期)

昼食を外食チェーンで固定した場合、1食あたり35g以上確保できるチェーンを選べば週175g(1日35g)を外食で賄えます。朝:ギリシャヨーグルト(17g)+ゆで卵2個(12g)を固定することで、昼・夜への依存度が下がり外食の選択肢が広がります。

筋トレ中の栄養素の基礎知識 筋肥大に効果的なサプリメント10選

07 WORST PATTERNS外食で陥りやすいワースト注文パターン5つ

NG 01

ラーメン+チャーハンセット:炭水化物100g超・脂質40g超になりやすい。→ラーメン単品のスープを半分残し、餃子(タンパク質補完)に変更。

NG 02

カツ丼大盛り:脂質45g超・炭水化物130g超。→カツ丼並に変えるだけで脂質を約15g削減。

NG 03

サラダチキン+コンビニサラダだけランチ:タンパク質は確保できるが炭水化物不足でトレーニングパフォーマンスが下がる。→おにぎり1〜2個を追加。

NG 04

ファミレスでパスタ系のみ:タンパク質15〜20g止まりで筋合成には不十分。→チキンまたは単品肉料理を必ず追加。

NG 05

居酒屋で枝豆+唐揚げ+ビール:唐揚げの脂質(5個で約30g)とアルコールのカロリーが重なる。→唐揚げを焼き鳥(塩)に変更し、枝豆・刺身でタンパク質を確保。

よくある質問

外食が連続した翌日、食事でリカバリーする方法はありますか?
翌朝は高タンパク・低脂質を優先します(卵・ヨーグルト・納豆)。前日の脂質超過分を翌日1日で帳消しにしようとするより、1週間の合計で考える発想が継続しやすいです。水分を多めに摂り、翌日のトレーニング後にタンパク質を多めに補給することで通常の食事設計に戻せます。
チェーン店の栄養成分表示はどこで確認できますか?
各チェーンの公式サイトまたはアプリに栄養成分情報が掲載されています。吉野家・すき家・松屋・やよい軒・サイゼリヤ・マクドナルド・KFCはすべて公式サイトで1品ずつ確認できます。注文前に確認する習慣をつけることで、自分のフェーズに合った選択精度が上がります。
筋トレ直前・直後の外食タイミングはどう考えればよいですか?
筋トレ直前(1〜2時間前)は消化に時間がかかる高脂質メニューを避け、炭水化物・タンパク質中心の軽めの食事が理想です。直後(30分〜2時間以内)はタンパク質(体重×0.3〜0.4g)と炭水化物を含む食事を摂ることで筋タンパク質合成が促進されます(Morton et al., 2018)。
糖質制限中でも牛丼チェーンを使えますか?
はい。「ご飯なし・肉だけ」(アタマ大盛り・牛皿)を注文すれば炭水化物を大幅に削減できます。吉野家の牛皿並でタンパク質約20g・炭水化物約10g以内。サラダや温玉を追加してタンパク質を補完するのが現実的な選択です。

外食中心の生活でも体組成を変える設計ができます

現在の食事パターン・外食頻度・フェーズをヒアリングし、続けられる食事設計をご提案します。国領駅徒歩8分・完全個室・18年の指導経験。

無料カウンセリングを予約する →

まとめ

外食を避けるのではなく、フェーズに合った選択をすることが成果を出し続ける鍵です。

  • まず自分のフェーズと体重から「1食タンパク質目標・脂質上限」を確定させる
  • 定食チェーン(やよい軒など)が最もPFCコントロールしやすい——減量期の外食第一選択
  • 牛丼チェーンは脂質が想定より高い——並盛+温玉でタンパク質25〜27g・大盛+トッピングで40g超え
  • ファストフードは「週2回以内・グリル系・単品」が原則——ポテトは減量期に回避
  • 週の外食頻度が多い場合は朝食でタンパク質を固定して外食依存度を下げる
  • NG注文はセットの代替案とセットで覚えておく——「ラーメン+チャーハン」→「ラーメン単品+餃子」

THE FITNESS|調布市のパーソナルジム

所在地〒182-0022 東京都調布市国領町4-51-6 アムール国領 B1F
最寄り駅京王線 国領駅 徒歩8分
営業時間AM 9:00 ~ PM 23:00(不定休)
電話070-1460-0990
公式サイトhttps://thefitness-personal.jp/
Instagram@thefitness.chofu
ご予約無料カウンセリングのご予約はこちら
料金料金プランはこちら

関連記事

参考文献・科学的根拠

  1. 1Jäger R, et al. “International Society of Sports Nutrition Position Stand: protein and exercise.” J Int Soc Sports Nutr. 2017 Jun 20:14:20. タンパク質の最適摂取量(体重×1.4〜2.0g/日)・分散摂取・タイミングに関するISSNポジションスタンド。 PMID:28642676
  2. 2Schoenfeld BJ, Aragon AA. “How much protein can the body use in a single meal for muscle-building?” J Int Soc Sports Nutr. 2018 Feb 27:15:10. 1食あたりのタンパク質利用量に上限はなく分散摂取が合成効率を高めることを示した総説。1食20〜40g目標の根拠。 PMID:29497353
  3. 3Morton RW, et al. “A systematic review, meta-analysis and meta-regression of the effect of protein supplementation on resistance training-induced gains in muscle mass and strength in healthy adults.” Br J Sports Med. 2018;52(6):376-384. タンパク質摂取量と筋肥大の関係を49 RCT・1,800人以上で解析したメタ分析。体重×1.62g/日が筋量増加の上限プラトーであることを示した。 PMID:28698222
  4. 4各チェーン公式栄養成分データ(吉野家・すき家・松屋・やよい軒・サイゼリヤ・マクドナルド・KFC・モスバーガー)。本記事の栄養値はすべて2026年5月時点の各社公式サイト掲載値を参照。変更される場合があるため最新情報は各社公式サイトでご確認ください。