目次
日本の筋トレ人口・フィットネス人口はどれくらい?|
ジム会員数・種目別実施率・国際比較を一次統計で徹底整理
✅ 筋力トレーニング実施者(成人推計):約1,800〜2,200万人(スポーツ庁令和5年度・種目別実施率×成人人口で算出)
✅ フィットネスクラブ会員数:約500〜540万人(FIA・2023年調査)
✅ フィットネス参加率(週1回以上):51.7%(スポーツ庁・令和7年度)
✅ 成人のジム参加率:約4.8〜5.1%(フィットネスクラブ会員数/成人人口)
✅ 米国のジム参加率:約24.6%(IHRSA・2023年)→日本の約5倍
推計実施人口
会員数(2023年)
ジム参加率
(日本の約5倍)
SEC01 DEFINITIONS調査ごとに数字が違う理由|「筋トレ人口」を正確に読むための定義整理
「日本の筋トレ人口」を調べると、情報ソースによって数値が大きく異なります。この乖離は「定義の違い」によるものです。主要な調査の定義を整理します。
| 統計名 | 主体 | 定義 | 最新値 |
|---|---|---|---|
| スポーツの実施状況等に関する世論調査 | スポーツ庁 | 種目別の週1回以上実施率(筋力トレーニングを含む) | 令和7年度(令和8年3月公表) |
| 国民健康・栄養調査(生活習慣調査) | 厚生労働省 | 週2回以上・30分以上・1年継続の「運動習慣者」 | 令和6年(令和7年5月公表) |
| フィットネスクラブ市場統計 | 日本フィットネス産業協会(FIA) | フィットネスクラブの会員登録者数 | 2023年データ |
| 社会生活基本調査 | 総務省統計局 | 過去1年間に行ったスポーツ・行動者率(5年ごと) | 令和3年(2021年) |
| 特定サービス産業実態調査 | 経済産業省 | フィットネスクラブの事業所数・売上高 | 年次更新 |
SEC02 GYM MEMBERSフィットネスクラブ会員数の推移(FIA公表データ)
日本のフィットネスクラブの会員数は、日本フィットネス産業協会(FIA)が定期的に公表しています。
| 年 | 会員数(万人) | 施設数 | 年間売上(億円) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2015年 | 約420万人 | 約4,500施設 | 約4,200億円 | 安定成長期 |
| 2017年 | 約440万人 | 約4,600施設 | 約4,350億円 | |
| 2019年 | 約480万人 | 約4,900施設 | 約4,700億円 | コロナ直前のピーク水準 |
| 2020年 | 約430万人 | 約4,700施設 | 約3,800億円 | コロナ禍・大幅減 |
| 2021年 | 約440万人 | 約4,700施設 | 約4,000億円 | 回復期 |
| 2022年 | 約480万人 | 約4,800施設 | 約4,500億円 | コロナ前水準に回復 |
| 2023年 | 約500〜540万人 | 約4,900〜5,100施設 | 約4,800〜5,000億円 | 過去最高水準 |
| 年 | 会員数 | 成人人口(推計) | 参加率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年 | 約480万人 | 約1億500万人 | 約4.6% | コロナ前最高水準 |
| 2020年 | 約430万人 | 約1億500万人 | 約4.1% | コロナ禍最低値 |
| 2023年 | 約500〜540万人 | 約1億500万人 | 約4.8〜5.1% | 過去最高水準 |
指導現場から: 調布のジムでも、2020年のコロナ禍を経てパーソナルジム・フィットネスへの関心が高まったクライアントが増加しています。「緊急事態宣言で運動習慣が崩れ、そのタイミングで専門家に頼ろうと決めた」という声は複数のクライアントから聞いています。
パーソナルジム市場規模・統計データ完全まとめSEC03 TRAINING POPULATION筋力トレーニング実施人口の推計(スポーツ庁データ×人口統計)
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| 順位 | 種目 | 実施率(令和5年度) | 推計実施人口(成人) | 前回調査比 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ウォーキング・散歩 | 約47〜52% | 約4,900〜5,400万人 | ほぼ横ばい |
| 2位 | 体操(ラジオ体操等) | 約25〜30% | 約2,600〜3,100万人 | やや増加 |
| 3位 | 筋力トレーニング | 約18〜22% | 約1,900〜2,300万人 | 増加傾向 |
| 4位 | 水泳・水中運動 | 約12〜15% | 約1,200〜1,600万人 | 横ばい |
| 5位 | ヨガ・ピラティス | 約8〜12% | 約840〜1,250万人 | 増加傾向 |
| 6位 | サイクリング | 約8〜10% | 約840〜1,050万人 | やや増加 |
| 7位 | ランニング・ジョギング | 約8〜10% | 約840〜1,050万人 | 横ばい |
筋力トレーニング実施人口は推計約1,900〜2,300万人: ウォーキング(約5,000万人)には及ばないものの、ヨガ(約1,000万人)やランニング(約900万人)を上回る規模です。コロナ禍での自宅トレーニングの普及・SNSでのフィットネスコンテンツの拡散・プロテイン市場の拡大などが増加の背景にあります。
日本人の筋肉量・体組成データ完全まとめSEC04 GYM TYPESジム種別の参加人口|フィットネスクラブ・24時間ジム・パーソナルジム
| 業態 | 推計会員数 | 特徴 | 主な利用層 |
|---|---|---|---|
| 総合フィットネスクラブ(コナミ・セントラル等) | 約200〜250万人 | 施設充実・月額1万円前後 | 30〜60代・ファミリー |
| 24時間ジム(エニタイム・ジョイフィット等) | 約250〜300万人 | 低価格(月額3,000〜7,000円)・深夜利用可 | 20〜40代・男性中心 |
| パーソナルジム | 約100〜150万人 | 高価格・マンツーマン指導 | 30〜50代・女性60% |
| ヨガ・ピラティス専門スタジオ | 約80〜120万人 | 女性中心・月額1万円前後 | 20〜50代女性 |
| 公共スポーツ施設(市営プール等) | 約100〜150万人 | 低価格・定期利用者 | シニア中心 |
| 合計(重複含む) | 約500〜540万人 | FIA会員数と整合 | |
24時間ジムの急拡大: 2015〜2023年にかけて低価格24時間ジムが急拡大し、これまでジムに通えなかった20〜30代の新規層を取り込み、フィットネス参加人口全体の底上げに貢献しています。パーソナルジムの会員数は全体の約20〜28%:市場規模は約700〜800億円(全体の約15〜17%)ですが、1人あたりの支出額は最も高い業態です。
パーソナルジムと24時間ジムの違いSEC05 AGE & GENDER年代別・性別の筋トレ・フィットネス参加状況
| 年代 | 男性実施率 | 女性実施率 | 全体 | 推計実施人口(男女計) |
|---|---|---|---|---|
| 20代 | 約20〜25% | 約15〜20% | 約18〜22% | 約200〜250万人 |
| 30代 | 約22〜27% | 約15〜20% | 約20〜24% | 約280〜330万人 |
| 40代 | 約22〜28% | 約15〜20% | 約20〜24% | 約330〜390万人(最大) |
| 50代 | 約20〜25% | 約15〜18% | 約18〜22% | 約320〜380万人 |
| 60代 | 約18〜22% | 約12〜16% | 約15〜19% | 約250〜320万人 |
| 70代以上 | 約15〜20% | 約10〜14% | 約12〜17% | 約330〜460万人 |
40代が最大の筋トレ実施年代: ①体型変化への危機感が高まる年代、②収入が安定し時間・費用の余裕が生まれる年代、③健診での数値悪化をきっかけに運動を始めるケースが多い年代——という3点が重なるためです。
女性の筋トレ実施率の上昇傾向: 令和3年度と比較すると、30〜40代女性の筋力トレーニング実施率が増加傾向にあります。フィットネスSNSコンテンツの拡散、「細い体ではなく引き締まった体」への美意識の変化が背景にあると考えられます。
指導現場から: 近年は「ダイエット目的でヨガやウォーキングから始め、筋トレに移行する」という30〜40代女性のルートが増えています。
SEC06 GLOBAL COMPARISON国際比較|日本のフィットネス参加率は世界水準か
| 国 | 会員数 | 成人人口(推計) | 参加率 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 米国 | 約6,400万人 | 約2億6,000万人 | 約24.6% | IHRSA Global Report 2023 |
| 英国 | 約1,000万人 | 約5,300万人 | 約18.9% | ukactive Sector Insight 2023 |
| ドイツ | 約1,130万人 | 約7,000万人 | 約16.1% | DSSV Eckdaten 2023 |
| オーストラリア | 約320万人 | 約2,100万人 | 約15.2% | Fitness Australia 2023 |
| 韓国 | 約400〜500万人 | 約4,400万人 | 約9〜11% | 韓国体育振興公団統計 |
| 中国 | 約700〜900万人 | 約11億人 | 約0.6〜0.8% | IHRSA Asia Pacific 2023 |
| 日本 | 約500〜540万人 | 約1億500万人 | 約4.8〜5.1% | FIA・総務省推計 |
日本のジム参加率が低い主な理由
| 要因 | 内容 |
|---|---|
| 価格の高さ | 日本の総合フィットネスクラブの月額は約8,000〜15,000円。米国(約30〜50ドル)と比べ相対的に高い |
| 施設密度 | 人口10万人あたりのジム施設数は米国・英国より少ない。特に地方・郊外での施設不足が顕著 |
| 通勤文化 | 長時間労働・長距離通勤により自由時間が限られ、ジム通いのハードルが高い |
| 意識の差 | 欧米に比べ、成人・シニアが継続的にジムに通うことへの社会的な定着が遅れていた |
| 自宅トレーニング文化 | 宅トレ・公園での運動等、ジム以外の運動手段が多い |
SEC07 HOME TRAINING自宅トレーニング実施者の推計|「ジム非会員の筋トレ人口」
フィットネスクラブ会員数(約500〜540万人)はジムに登録している人の数です。しかし筋力トレーニングは自宅でも行えます。「ジムに通わずに自宅・公園で筋トレをしている人」を含めると、実態の筋トレ実施人口は大幅に増加します。
| 実施場所 | 推計割合 | 推計人数 | 主なツール |
|---|---|---|---|
| 自宅(宅トレ) | 約45〜55% | 約860〜1,260万人 | 自重・ダンベル・YouTube活用 |
| フィットネスクラブ・ジム | 約30〜40% | 約570〜920万人 | マシン・バーベル |
| パーソナルジム | 約10〜15% | 約190〜350万人 | 専門トレーナー指導 |
| 公共施設(市営ジム等) | 約5〜8% | 約95〜185万人 | 低価格・マシン |
| 職場・学校の施設 | 約3〜5% | 約57〜115万人 | 福利厚生・部活 |
コロナ禍で急拡大した宅トレ: 2020年の緊急事態宣言期間中にYouTubeの宅トレ動画再生数が急増し、ダンベル・トレーニングマットの需要が爆発的に拡大しました。現在の筋トレ実施人口の約半数が自宅で実施していると推計されます。
【デメリット】 海外ブランドのため日本語での詳細情報が少ない場合があります。製品によっては日本への配送に時間がかかることがあります。サプリメントはあくまで食事の補助であり、食事からの栄養摂取が基本です。
SEC08 DATA GUIDEデータ活用ガイド|行政・研究者・メディア向け一次統計集
| # | 統計名 | 主体 | 調査頻度 | アクセス | 無料/有料 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | スポーツの実施状況等に関する世論調査 | スポーツ庁 | 毎年(3月公表) | 公式サイト(PDF公開) | 無料 |
| 2 | 国民健康・栄養調査(生活習慣調査) | 厚生労働省 | 毎年(翌々年公表) | 公式サイト(PDF公開) | 無料 |
| 3 | 社会生活基本調査(スポーツ編) | 総務省統計局 | 5年ごと(次回2026年予定) | e-Stat | 無料 |
| 4 | 特定サービス産業実態調査(スポーツ施設) | 経済産業省 | 毎年 | e-Stat(年次公表) | 無料 |
| 5 | フィットネス産業の現状と課題 | 日本フィットネス産業協会(FIA) | 毎年 | FIA公式サイト | 概要無料/詳細有料 |
| 6 | フィットネスクラブ市場に関する調査 | 矢野経済研究所 | 毎年 | 矢野経済研究所公式 | 有料(数十万円〜) |
| 7 | Global Report(国際比較) | IHRSA | 毎年 | IHRSA公式 | 有料(会員無料) |
・スポーツ庁の種目別実施率は「複数回答」であり、複数の種目を実施している人が重複計上されています。実施人口を算出する際は「推計値」であることを明示が必要です
・FIA・矢野経済研究所のデータは「フィットネスクラブ会員」が対象であり、自宅トレーニング実施者は含まれません
・IHRSA国際比較データは各国の集計方法・定義が異なるため、直接比較には注意が必要です
SEC09 まとめ数字で見えてくる「日本のフィットネス参加の現在地と可能性」
- 筋トレ実施人口は推計約1,900〜2,300万人——「少数派」ではない:フィットネスクラブ会員数(約500〜540万人)の3〜4倍以上の規模。自宅・公共施設でのトレーニングを含めると「筋トレは一部の人だけのもの」というイメージは実態と乖離している
- ジム参加率4.8〜5.1%は欧米の約5分の1——構造的な課題が明確:米国24.6%、英国18.9%、ドイツ16.1%との差は「運動嫌い」ではなく、価格・施設密度・長時間労働・意識の差が複合的に作用した結果
- 40代が最大の筋トレ実施年代——「健康危機感」が行動を動かす:体型変化への危機感×収入の安定×健診数値悪化という3点が重なる年代。18年間の指導経験でも「もっと早く始めればよかった」という声を何度も聞いてきた
- 30〜40代女性の実施率が上昇傾向:SNSコンテンツの拡散×「引き締まった体」への美意識変化が背景。ヨガから筋トレへの移行ルートが増加している
- 宅トレ人口は推計860〜1,260万人——ジム会員の2倍以上:コロナ禍を経て自宅でのトレーニング習慣が定着。YouTube・SNSを活用した自主トレが筋トレ人口を底上げしている
今日からできること
| 状況 | おすすめの一歩 |
|---|---|
| 完全な初心者 | 週1回・20〜30分の自重トレーニング(スクワット・プッシュアップ)から始める |
| 宅トレをしているが効果を感じない | 月1〜2回でもパーソナルジムで「正しいフォームと負荷設定」を確認する |
| ジムに通っているが継続が難しい | 目的を「体重」だけに絞らず「体力・姿勢・健診数値」など複数の指標で成果を可視化する |
| 40〜60代で健診数値が気になる | 筋力トレーニングは血糖値・血圧・骨密度すべてに効果があるため、有酸素運動と組み合わせて取り入れる |
データが示す通り——40代が始め時です
年代別で見ると40代が最大の筋トレ実施年代。遺伝子検査で体質を特定し、健診数値・体型・体力を同時に改善する個別プログラムを設計します。18年の指導経験・国領駅徒歩8分・完全個室。
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関連記事
参考文献・一次データ出典
- 1スポーツ庁「令和7年度スポーツの実施状況等に関する世論調査」(令和8年3月11日公表). スポーツ庁公式
- 2スポーツ庁「令和5年度スポーツの実施状況等に関する世論調査」種目別実施率データ. スポーツ庁公式
- 3厚生労働省「令和6年国民健康・栄養調査報告」(令和7年5月公表). 厚生労働省公式
- 4厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」. 厚生労働省公式
- 5総務省統計局「令和3年社会生活基本調査」スポーツ行動者率データ. e-Stat
- 6経済産業省「特定サービス産業実態調査」スポーツ施設編. 経済産業省公式
- 7総務省「人口推計」2023年10月1日時点確定値. 総務省統計局
- 8スポーツ庁「第3期スポーツ基本計画」(令和4年3月閣議決定). 2026年度・週1回以上スポーツ実施率70%の政策目標根拠。フィットネス参加率向上が重要課題として明記。 スポーツ庁公式
- 9厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準2013」. 週に合計60分以上・強度3METs以上の身体活動推奨基準。スポーツ庁の実施率データの評価基準として参照。 厚生労働省公式
- 10Lee IM, et al. “Effect of physical inactivity on major non-communicable diseases worldwide: an analysis of burden of disease and life expectancy.” Lancet. 2012;380(9838):219-229. 身体不活動が世界的な非感染性疾患の負担に与える影響を定量化した大規模研究。 PMID:22818936
- 11Warburton DE, Nicol CW, Bredin SS. “Health benefits of physical activity: the evidence.” CMAJ. 2006;174(6):801-809. doi:10.1503/cmaj.051351. 身体活動と健康アウトカムの関連を包括的にレビューした代表的論文。 PMID:16534088
- 12Westcott WL (2012). “Resistance Training is Medicine: Effects of Strength Training on Health.” Curr Sports Med Rep. 11(4):209-216. 40〜60代からの筋力トレーニングの健康効果に関する根拠。 PMID:22777332
- 13WHO「Global recommendations on physical activity for health (2020 update)」. 週2回以上の筋力増強活動の推奨根拠. WHO公式
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